「家庭学習(宿題)」について【3/4編】
- 公開日
- 2021/01/25
- 更新日
- 2021/01/25
校長室より
塾等に通っている場合は,宿題が出されると思いますから,子供も大変かもしれません。塾が目標にしている方向性や指導(教育)方針によっても異なりますが,塾から出される宿題(課題)は,学校のそれと比べると,比較的難しいものが多いことと思います。それを,ほぼ毎日やらなければいけない子供の苦労はもちろんのこと,それらに取り組む我が子を見ていて,「かわいそう・・・」と思われる保護者の皆様のお気持ちもよく理解できます。
その一方で,学校から出される宿題は,前述の通り,それほど難しい内容の課題が出されることは少なく,そのほとんどが基礎・基本的な内容が多いと思います。ですから,学習内容が理解できている子供にとっては,多くの場合,それほど時間がかからないと思われます。また,「○○について調べてくる」などという,時間がかかるような課題については,提出するまでに時間が与えられるのが通例です。
「各自が学習内容を考えて,自主学習ノートに決められたページ数をやってくる」という課題もあります。この様な課題に対しては,「(ノートに記入しない)問題集やeライブラリーをやった場合は,どうするのか?」といったご質問を受けることもあります。ごもっともなお話です。その様なときは,保護者の方にお子様が取り組んだ学習内容を確認していただき,「○○について□□分,eライブラリーで△△について□□分やりました」等と,保護者の方に学習した内容について記述していただくという方法でよいのではないかと考えます。
ちなみに,現在,北部小学校の3〜6年生では,この自主学習ノートに取り組ませています。児童の中には,すでにノートを10冊以上終えたという子もいるようです。「たくさんやればよい」というわけではありませんが,「自分は家庭学習(宿題)で,これだけがんばった!」と思えることは,必ず,学習や日常生活においての意欲につながりますし,学力向上においても,その努力は報われると思っています。