学校日記

「家庭学習(宿題)」について【2/4編】

公開日
2021/01/22
更新日
2021/01/22

校長室より

 (教科)担任としては,「この宿題(復習・予習や下準備の資料収集等)をやってこないと,次の学習をするときに,学習(授業)がスムーズに進まない」と感じて,効果的であると考える課題を出すことがほとんどです。「計算ドリルの○○ページまで終わらせてくる」という課題であったとしても,以前に学習したことの復習の時もあれば,次の授業に関連する課題として出されるときもあります。
 小学校の場合は,担任が授業を進めている段階で,「学級全体として,○○が理解されていない」と感じることがあります。その様なときは,授業の中で解決していくことが最善の策ではあると思いますが,授業進度等の関係で,それが難しいこともあります。また,宿題となる内容は,多くの場合において,その教科の基礎・基本を支える学力につながるものです。どんなに外見が立派な家を建てたとしても,土台となる基礎がしっかりしていなければ,地震などの災害が起こった時に簡単に倒れてしまいます。そういう意味でも,宿題というのは,現在,多くの児童が抱えている喫緊の課題を乗り越えるための重要な役割を担っているということになります。これまでの経験から,学力が高い子供でも,「こんなことが,わかっていなかったのか?」と,意外と基礎・基本的な事項を忘れている(理解していなかった)ということがあったことも事実です。