令和6年度も第四中学校をどうぞよろしくお願いいたします!

卒業の言葉 1・2組代表 今海雅 君

 校庭の桜のつぼみも膨らみかけ始め、春らしさが感じられるような季節となりました。私たち卒業生、152名は今日の良き日に、この鎌ケ谷市立第四中学校を卒業します。
 本日は、このように卒業式を盛大に挙行していただきありがとうございます。卒業生を代表し心から御礼申し上げます。遠い日のように感じていた中学校卒業の日。刹那(せつな)のごとく日々は過ぎ去り、気づけば今日という日を迎えていました。私たちがここまでこられたのも家族や先生方、そして仲間のおかげだと改めて実感しています。私たち卒業生は、これまでの軌跡(きせき)をたどりながら、これからの人生を歩んでいきたいと思います。
 三年前の春、真新しい制服に身を包み、期待に胸を膨らませて第四中学校に入学しました。違う小学校からやってきた仲間もいたため、教室で初めて見る顔ぶれに不安を抱いたことを今でも覚えています。また、算数が数学に変わったり、定期テストが行われたり、校庭にテニスコートがあったりするなど、第四中学校に入学した当初は、小学校との違いの一つ一つに驚き、新鮮な気持ちで中学校生活が始まりました。
 それから一年が経ち、二年生となった私達は「先輩」と呼ばれるようになりました。最初はそう呼ばれるのに、違和感を覚えながらも、後輩ができ、お手本となれるような生活を心がけるようになりました。職場体験学習では、スーパーマーケットの仕事を体験しました。2日間の体験を通じて、お客様が心地よくお店を利用できるように常に集中して働くことの大変さや、自分の行動一つで、お客様やお店に迷惑を掛けてしまうことの怖さを知ることができました。この経験から、その後の生活においても、自分の行動に対して、今まで以上に責任を持つようになるなど、自分を成長させる良い機会になりました。
 最高学年の三年生になり、中学校生活の集大成として高校入試や修学旅行などに向けて、気持ちを高めようとした矢先、私たちの目の前に新型コロナウイルスという大きな壁が立ちはだかりました。コロナウイルスは私たちから日常を奪い取っていきました。私たちの楽しみだった修学旅行や体育祭。そして、今までの練習の成果を発揮する場であった総合体育大会までもが中止となってしまいました。私は、中止になっていく行事が増えていくたびに頭が真っ白になっていきました。私は先の見えない休校生活を送る中で、日に日に困惑していたのを覚えています。しかし、これも神様の与えた試練だと捉えて、乗り越えていきました。
そうした壁を乗り越える原動力、そして人間として一回りも二回りも成長できたのは部活動のおかげでした。時には仲間と揉めたり、時には喜びを分かち合ったり、苦しい時も、楽しい時も、常に隣には仲間がいました。また、顧問の先生にはたくさん叱られ、たくさん支えてもらいました。私は周りの人たちにとても支えられているのだなと実感しました。
 そんな中学校生活の中でも、やはり一番の宝は、仲間の存在です。ある一人の政治家は言いました。「真の友情はゆっくり成長する植物である。友情と呼ぶにふさわしいところまで成長するには、度重なる危機にも耐え抜かなければならない。」私たちはまた芽を出し始めたに過ぎません。しかし、必ずこれから来る危機を仲間と乗り越え、この芽を成長させてみせます。私たちは仲間を信じ、協力することを学びました。
 仲間に加え、中学校での生活では、1・2年生の後輩のみんなにも大きく支えられました。在校生のみなさん。今日この場にはいませんが、3年生を送る会では、映像での発表では、画面を通して、みなさんの感謝の気持ちが伝わってきました。ありがとうございました。現在、新型コロナウイルスにより、先の見えない状況となっています。これから先、どのようになるのか誰も分かりません。しかし、中学校卒業までは長いようで、とても短いです。後悔をすることのないよう、日々の生活に全力で臨んでください。辛いとき、苦しいときは、周りの友達や先生方に相談してみましょう。きっとみなさんの大きな力になってくれるはずです。
そして日々、優しく接してくださったり、導いてくださったりした先生方、本当にお世話になりました。先生方のかけてくださった言葉は私たちの心の支えとなりました。本当にありがとうございました。
 そして何よりも、いつも僕たちのことを支えてくださった両親。父は、私のささいな相談にも耳を傾けてくれました。そして母は、私が部活動でクタクタになり、帰ってきたときや、受験勉強で切羽詰まっていたときも毎日温かい食事を用意してくれました。義務教育を終える今日のこの日まで、私たちを大切に育てていただき、本当にありがとうございました。これからは少しずつ自立していき、恩返しができるように私たちも努力していきます。
 別れの時が近づいてきました。中学校三年間、同じ日々を過ごし、たくさんの思い出を作った仲間達とも、この後、校門を出ればそれぞれの道を歩んでいきます。どんなに時が流れようともこの四中で結ばれた絆は強く結ばれ続きます。明日に向かってまた一歩ずつ歩んでいきましょう。最後になりましたが、鎌ケ谷市立第四中学校のますますの発展をお祈りして答辞といたします。

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