「家庭学習(宿題)」について【1/4編】
- 公開日
- 2021/01/19
- 更新日
- 2021/01/19
校長室より
保護者の皆様は,お子様の「宿題」について,どの様にお考えでしょうか?
「宿題が少ない!」「宿題が多すぎる!」
この二つは,宿題に関するご意見として以前からよく聞かれます。また,「塾や習い事から帰ってきてから宿題をやると,寝る時間が遅くなってしまう」といったお悩みをお持ちになられているご家庭もあることと思います。
私が中学校に勤務していたときの課題としては,各教科担任が宿題を出すため,日によっては,宿題の量が非常に多くなってしまうということがありました。そのため,学校全体で,宿題の出し方やその量について検討したことがありました。
小学校では,基本的には学級担任がほぼ全ての教科を教えていることから,宿題の量やその内容については,担任がしっかりと把握した上で,必要に応じた適切な量の課題を出していることがほとんどかと思います。
以前は,授業で学習した漢字や,個人が覚えたいと思う漢字を「○個以上ノートに書いてくる」といった,毎日のルーティーン的に継続して行うといった課題が多かったように思います。もちろん,この課題でもある程度の学力は身に付くと思われます。しかし,その様な課題にすると,中学校三年生であっても,漢数字やpenやI(私は)などの既に覚えているであろう簡単な英単語を決められた回数だけ書いてくるという生徒もいました。それも,最後の方になると,惰性でやっているためか,スペルが間違っているなどということは,度々見受けられました。もちろん,「指定された課題はクリアー」しているので,「宿題をやってきた」という観点では問題は無いのですが,果たして,それで良いのでしょうか?