◆子育てを楽しむ◆「ちゃんとして!」「何度言ったらわかるの!?」は意味なし!子供にきちんと伝わる「叱り方」って?【5/5編】
- 公開日
- 2021/01/12
- 更新日
- 2021/01/12
校長室より
今回が最後になります。【4/5編】を出してから,少し時間が経ってしまい,申し訳ございませんでした。
子供の年齢によって,叱り方は変えた方がいいのでしょうか?
「子供の成長に応じて,親として叱り方を変えていくべきだろうか?」と考えたことはありませんか?
考えれば考えるほど,真剣に悩んでしまうかも知れません。しかし,難しく考えないでください。基本的には,年齢ごとにいちいち変える必要はありません。
▼子供の成長によって変化する,そのリアクションに応じて変えていく▲
幼児期は,1年間で大人の10歳分に値するほどの変化を見せます。例えば,2歳と4歳では大人の20歳と40歳くらいの違いがあるのです。20歳と40歳では,考え方も興味も大幅に違ってきます。同じ言葉で叱っても,2歳のときと4歳のときでは反応が違ってきます。だからこそ,年齢で叱り方を変えていくのではなく,「その子がどうリアクションするようになったか」によって対応を臨機応変に変えていけば大丈夫です。これは,小学生においても同様だと思っています。
例えば,「やめなさい」と伝えたときに…
・ただ泣く→今度からはもっと優しく伝えてみる
・へ理屈で言い返してくる→いけない理由を詳しく説明して伝える
といった感じです。
年々変わっていく,叱ったときのリアクションを受け止め,「そうきたか!」と思うことで「では,どう言えばいいか」がわかってきます。これによって,結果的に親の言いたかったことがストレートに伝わりやすくなります。親としても,「おや,うちの子もこう返すようになってきたか…」と,𠮟りながら成長を感じられるようにもなります。
▼親の笑顔が子供をHAPPYにします▲
お母さんやお父さんが笑顔でいることが,子供にとって一番HAPPYです。子供の笑顔を見ると,子育ての疲れも吹っ飛んでしまうと思いますが,でも,それは子供も同じです。お母さんやお父さんの笑顔を見るのがとても嬉しく,お母さんやお父さんが笑っているだけで限りない喜びと安心感を感じるものです。
日常の中に笑顔がふんだんにあふれるお母さんやお父さんだと,子供は幸せいっぱいで,いつも笑顔でいてくれるようになります。
「子供にきちんと伝わる『叱り方』」について,子供コンサルタントの方のお話を参考にしながら,5回にわたって紹介してきました。以前にも書きましたが,「子育てマニュアル」に関する本は多数出版されていますが,自分の子供(家庭)にあった子育ては,それでは不十分です。10人の子供がいれば,10人の子育て方法があります。それは,兄弟姉妹であっても,同様です。
みなさん,子育てができる『残り少ない』日々を楽しみましょう!