◆子育てを楽しむ◆「ちゃんとして!」「何度言ったらわかるの!?」は意味なし!子供にきちんと伝わる「叱り方」って?【3/5編】
- 公開日
- 2020/12/18
- 更新日
- 2020/12/18
校長室より
▼叱る回数を減らせる!4つの"親の気の持ちよう"▲
コロナ禍で自宅での時間が増える中,子供の自由でパワフルな振る舞いに毎日向き合うお母さんやお父さん。どうしてもストレスがたまってしまうと思います。
何を言っても,何度言っても,言うことを聞かない…。「もう,叱らせないでほしい!」というのが本音ではないでしょうか?
それならば,叱る回数自体を減らしていきましょう。そのためのポイントは次の4つです。
1.「できなくて当然」と思う
子供はまだ小学生です。個人差はあると思いますが,生まれてからの経験や知識も多くはありません。だからこそ,「失敗して当たり前・できなくて当然」と思ってあげてください。叱りたくなるカラクリは,「これはとんでもない!」「許せない!」と思うところにあります。「まあ,いいか!」の精神で,できるその日を心待ちにしてください。
2.「1回叱ったら1回ほめる!」をルールにする
よく「1叱って10ほめよ」と言われますが,実際はなかなか難しいと思います。しかし,「1叱って1ほめよ」ならハードルはグッと下がるのではないでしょうか?すると,必然的に叱るたびにほめるのが面倒になり,結局叱る回数も減ります。それでいいのです!
3.健康ですくすく育っていることに感謝する!
子供のやることなすこと,全てにイライラしてきたら…。お子さんが生まれたときにお祈りした,あのお願いを思い出してみてください。そう,「健康ですくすく育ってくれますように…」という願い。それが一番の願いだったはずです。叱られるほど元気に育ってくれたわが子。そう,その一番の願いはかなったのです。
4.あきらめる!
ここでの「あきらめる」とは「“あきら”かに認“める”」ことです。叱りたくなるときも,これがわが子の姿なんだと思って,その姿を丸ごと認める=(つまり)ありのままを受け止めてあげてください。
これは子育てすべてで一番大事なことです。ありのままの姿を認めて,わが子のこれからの成長に目を向けていきましょう。