学校日記

◆子育てを楽しむ◆「ちゃんとして!」「何度言ったらわかるの!?」は意味なし!子供にきちんと伝わる「叱り方」って?【1/5編】

公開日
2020/12/09
更新日
2020/12/09

校長室より

 親にとって,永遠のテーマと言ってもいい子供の「叱り方」。なかなか子供に響かない…そもそもこんな叱り方でいいのだろうか?よくない言い方だとわかっているけど,つい…イライラしない方法ってある?つい感情的に叱ってしまった…どうフォローすればいい?など,悩みや疑問は尽きないと思います。

 ある子供コンサルタントの方のお話によりますと,「声かけの方法,親の気の持ちようには,すぐに実践できるノウハウがたくさんある」ということです。今回は,それらについて5回にわたって紹介していきたいと思います。

▼「叱る」と「注意する」は全然違うことをまず理解しましょう▲
 そもそも「子供を良い方向に導きたい」「少しでも良い子になってほしい」のであれば,叱る必要はないとのことです。
 え!?どういうこと!?と思われるかもしれませんが,必要なのは「叱る」ではなく「注意をする」ことだそうです。実は,親がくどくど叱っているとき,聞いている子供は「一体何が悪くて,何を叱られているのか」わかっていないことが多いのだとか。たしかにそんな状態で親に怒りモードで言われるとびっくりするだけでどうしたらいいかわかりませんよね。ですから,「叱る」のではなく,「わからない子供に教える」という精神が大事で,そのために親がやるべきことはごくごくシンプルなことです!それは,「普通のトーンで大人に説明するような気持ちで伝える」のだそうです。そのとき大切なのは,子供を叱るときについやってしまいがちなのですが,余計なグチや嫌味のニュアンスはこめないことが大切です。正しく「注意する」ことができるようになれば,「叱ってしまう」ことは減っていきます。