「丸つけ」が家庭での学習効果を高める! 丸つけができる子,できない子【3/3】
- 公開日
- 2020/09/18
- 更新日
- 2020/09/18
校長室より
◆「できない問題」こそ,大切に◆
×がついた問題はだれでもいい気分ではありません。しかし,「できない問題」をできるように努力することは,勉強に限らず様々な場面で子供の力となってくれます。
「“できない問題”こそ成長のチャンス!」と思って積極的に取り組めるように,ご家庭でのポジティブな声かけが重要になってきます。
<声かけの例>
●「この問題ができたらすごいってことだよ!」
●「できない問題があったなら,この課題はやった意味があったね!」
●「次のチャレンジでこの問題ができたら,成長してるってことだね!」
できないことを悪とするのではなく,できるようになるためのファーストステップであると伝えてあげることで,取り組む子供の気持ちは上向きになります。
もちろん,〇×といった記号に限らず,間違えた問題に★をつける,間違えた問題にふせんを貼る,などの方法も有効です。特に,学齢が小さい子供ほど,〇がつけばうれしいですし,×がつくと悲しい気持ちになる場合が多いです。そこで,正解した問題には〇,間違った問題には★をつける(または,わかるようにシールを貼る)など,繰り返し取り組みたくなるような工夫で丸つけをルール化するのも効果的な手法です。
<まとめ>
「丸つけ」と聞くととても些細なことだと思われがちですが,課題を見分ける力や,課題に取り組む力を養う,大切な役割を果たしています。できなかったことができるようになる達成感や成長の実感のきっかけは,実は身近なところにあるのだ,ということを子供にも感じてもらえればと思っています。