「丸つけ」が家庭での学習効果を高める! 丸つけができる子,できない子【2/3】
- 公開日
- 2020/09/11
- 更新日
- 2020/09/11
校長室より
◆「丸つけをしない」子どもの心理とは?◆
「できない問題」を見つけるための仕分けとして,丸つけに重要な役割があるのですが,ではなぜ“丸つけができない子”は丸つけをしないのでしょうか?
“丸つけができない”“丸つけをしない”を,以下のチェック事項に当てはめて考えてみてください。
●(自分で)丸つけをやらない
●丸つけを後回しにしている
●数〜数十ページ解いた後,まとめて丸つけをしている
●丸つけに間違いが多い
上記のような丸つけの状況は,特に,学校の課題が増え自分で学習を進めるようになる小学校高学年〜中学生の子供に多いかと思います。
“丸つけができない”子供は「課題を終わらせること」つまり,解答欄を埋めることが主目標になってしまい,「できない問題をできるようにする」ということまで意識できていないのです。もちろん,問題を解いた後にもう一つ作業がある…という億劫(おっくう)さも手伝っていると思われます。しかし,先ほどのチェック事項は,以下の点が共通しています。 それは,「正解かどうかは二の次で,課題を終わらせることに終始してしまっている」という点です。つまり,丸つけをしない・丸つけができない子は,そもそも「『できない問題をできるようにする』ことが『勉強』なのだ」,という根本の意義に気付けずにいる場合があるのです。