◆子育てを楽しむ◆ お母さんがイライラしなくなる子育て法とは?〜小学生であれば,チャレンジしてみる価値あり!【3/3編】
- 公開日
- 2020/06/29
- 更新日
- 2020/06/29
校長室より
しかり方のコツ(3)「短くシンプルに」
しかるときは,最小限の言葉と時間で,短くシンプルにしかりましょう。イライラしやすいお母さんは,延々としかっていることがあります。最初は片づけをしないことをしかったつもりでも,「これ何回目?」「なんでわからないの?」「これも使っちゃダメって言ったじゃない」「その服どこで汚したの?」「明日の準備終わってる?」と,気づかないうちにどんどん別のことを追加しているなんてことも…。あれこれ言っても子供の耳には入っていないので,しかるときはポイントをしぼるようにしましょう。
しかり方のコツ(4)「その場でしかる」
「あと10分だけよ」と言ったのに,20分,30分,1時間と遊び続ける息子に悩まされたことのあるお母さんも多いでしょう。2〜3歳ごろは「今がすべて」で,なかなか時間の概念を理解することができません。だから,しかるときも,「もしかして昨日もこうだった?」「明日はちゃんとしてね」と言ってもほとんど意味がありません。しかるのであれば,しかるタイミングがあったその場だけ。それ以外のときにしかっても,お母さんの労力を無駄に消費してしまいます。
しかり方のコツ(5)「しかり顔をつくる」
小さい頃は,まだ言葉の意味をちゃんと理解できてはいません。その代わり,お母さんがしかるときの表情をじっと見ています。これから真面目にしかろうとするときに,子供がふざけて,お母さんもそれにつられてつい表情が緩んでしまうこともあると思います。しかし,子供はその変化を見逃さないので,お母さんが真面目にしかっても「お母さんは笑ってる」と思ってメッセージが伝わりません。しかるときの顔づくりも意識してみてください。
3回にわたって,「お母さんがイライラしなくなる子育て法」についてのお話をしてきました。この話は,お子様が小学生であったとしても,その発達段階に応じて工夫することで,まだまだ参考になる部分があると思います。親子関係が築けているのであれば,「しかり顔をつくる」もそうですが,「困った(悲しそうな)顔をする」という方法も,十分効果的であると思います。ぜひ,チャレンジしてみてください!