◆子育てを楽しむ◆ お母さんがイライラしなくなる子育て法とは?〜小学生であれば,チャレンジしてみる価値あり!【2/3編】
- 公開日
- 2020/06/26
- 更新日
- 2020/06/26
校長室より
しかり方のコツ(1)「お母さんのルールや約束ごとを減らす」
子供との間で,ルールや約束ごとを決めているお母さんは多いと思います。
「9時までに寝る」
「遊ぶのは歯磨きが終わってから」
「出したおもちゃは片づける」
どれも,ちゃんとしたルールや約束ごとのように聞こえますが,実はその約束をしたと思っているのは,お母さんだけなんです。自分の好きなように生きている2〜3歳ごろは,約束してその場で「わかった」と言ったとしても理解していないことが多いです。ルールや約束は破られて当然なので,子供とのルールや約束ごとが多いお母さんほど,「何度言ったらわかるの!」とイライラしてしまいます。
だからまずは,ルールや約束ごとを減らすようにしてください。ゼロにするくらいでもいいです。そして今度は,簡単な約束から始めましょう。「9時までに寝る」というのは,言葉では簡単ですが,それまでにごはんや歯磨きやおふろをすべてクリアしないといけないので,実は難易度の高い約束です。最初は「外に出るときは靴を履く」くらい簡単なものにしましょう。
しかり方のコツ(2)「しかるラインを決めておく」
服を着替えない,物を片づけない,所かまわず汚す,などなど…。子供の行動をちゃんとさせようと思うと,ずーっとしかり続ける状態になってしまうことも。これでは疲れてしまいます。そこで,お母さん自身が「ここまではしからない」「ここからはしかる」といったラインを決めておきましょう。
「自分や他人が大きなけがをするおそれがあるとき」
「3回注意しても同じことをしているとき」
といったように明確に決めておくと,子供もだんだんとそのルールを理解するようになります。
※小さい子供への関わり方について語られていることなので、小学生には当てはまらない表現があることはご承知おきください。
次回は最終回になりますが,しかり方のコツ(3)「短くシンプルに」,(4)「その場でしかる」,そして(5)「しかり顔をつくる」です。