◆子育てを楽しむ◆ お母さんがイライラしなくなる子育て法とは?〜小学生であれば,チャレンジしてみる価値あり!〜【1/3編】
- 公開日
- 2020/06/22
- 更新日
- 2020/06/22
校長室より
「あー,またやった!」「何回言ったらわかるの!」「早く準備して!」。
小さなお子様を持つお母さんが,子育てをしていて,イライラしてしまうということは少なくないと思います。でも無理にイライラをがまんすると,今度はそのストレスがたまってしまいますし,いったいどうすればよいのでしょうか…。
お母さんが少しでもイライラしなくなる,そして子供にもストレスが少ない「しかり方」はあるのでしょうか。
父親であり保育士のキャリアも持つある大学の先生が,「しかり方」のコツとポイントを紹介していたので,今日から3回に分けてお伝えしたいと思います。
「しかる」が成立する3つの条件とは?
しかるとき,ただ大きな声を出して,怒鳴ってはいませんか?
実は「しかる」には,それが成立するための条件があります。言い換えれば,その条件がそろっていなければ,しかることにもなっていない,ただ怒りの感情をぶちまけるだけの行為になってしまいます。「しかる」条件とは,次の3つです。
(1)メッセージがあること
しかるときには,「それをしたら危ないよ」「今は静かにしないといけないよ」「ちゃんと食べようね」といったメッセージがあるはずです。イライラした感情を爆発させる行為は,「怒り」です。怒りにメッセージはありません。
(2)関係性があること
メッセージは関係性がないと伝わりません。大人だって,会社の他部署の人から注意されても「なんであなたに言われないといけないの?」と思いますよね。それは関係性がないからです。普段の生活の中で,親子の関係性を築くようにしましょう。
(3)ゴール設定があること
ゴール設定がないままでは,また同じことのくり返しです。「静かにしてくれてありがとう」「ちゃんと食べてえらいね」といった言葉をかけることで,子供の行動の変化,成長につながります。
次回は,しかり方のコツ(1)「お母さんのルールや約束ごとを減らす」と(2)「しかるラインを決めておく」についてです。