子どもが勉強を嫌いになってしまう原因は何でしょうか? [1/5編]
- 公開日
- 2020/01/30
- 更新日
- 2020/02/06
校長室より
ある教育関係の情報サイトを見ていたときに,私自身がとても納得させられたことがあったので,保護者の方にも共有していただければと思い,書かせていただきました。
「うちの子は勉強が嫌いでなかなか成績が伸びない」「自分から進んで机に向かうことがなく,いつも『勉強しなさい!』と言わないといけない」。そんな悩みを抱えている保護者の方も多いのではないかと思います。「自分も子どもの頃は,勉強は好きではなかったから・・・」「やる気になるまで待つしかないのかも・・・」と,半ば“諦めている”?方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしながら,できれば自主的に勉強をしてもらいたいと考えるのは,親として当然のことです。では,子どもはなぜ勉強を嫌いになってしまうのでしょうか?
今回は5回にわたって,「子どもが勉強を嫌いになってしまう原因」について考えてみたいと思います。思い当たる点がないか,ぜひ確認してみてください。
【原因1】勉強につまずいてわからなくなってしまう
勉強がわからないとおもしろくなくなり,子どもが勉強を嫌いになってしまうことがあります。例えば算数であれば,最初の足し算につまずくと,引き算,掛け算,割り算と,その後に習うこともずるずるとわからなくなってしまいます。何を習っても理解できないため,子どもは算数を嫌いになってしまうでしょう。
また,わからないとテストでいい点がとれずに保護者に叱られ,いやな気持ちになり勉強が嫌いになって,どんどん勉強がわからなくなっていくという負のスパイラルに陥ってしまう可能性もあります。
このタイプの勉強嫌いを解決するためには,子どもができなくても叱らずに,どこでつまずいているのかを一緒に明らかにして,つまずきを解消してあげることが大切です。そして,今までわからなかったことがわかるようになったり,できなかったことができるようになったりしたら,子どもをしっかりほめてあげましょう。
これらを繰り返していくことで,自信につながり,子どもが勉強を好きになるきっかけをつくってあげることができます。
次回は,「勉強に必要性や興味を感じられない」場合です。