◆「子育て」を楽しむ◆ 叱るときは「かしこいじかく」で 【1/4編】 〜手は心〜
- 公開日
- 2019/11/19
- 更新日
- 2019/11/27
校長室より
子どもを叱るには知恵が必要です。反省することが多い自分の子育てを振り返っても、本当にそう思います。
叱る行為は、やり方によっては叱られる側に「自分はダメな人間」との否定感をいだかせ、ものごとに取り組む意欲を奪いかねません。だからといって、目前にその子の成長すべき課題があるのに何もしないのでは、育つ機会は失われてしまいます。
叱るときには、要点の頭文字をとって作った「かしこいじかく」を参考にしていただければと思っています。これについては、【4/4編】の中で、詳しくお話しします。
心と体は密接です。感情は動作・行動に表れます。緊張や怒りはグーのこぶしになり、パーに開くと心は解き放たれます。
これを示唆する「手」という題の詩があります。小学校6年生の男児が作ったものです。
手は不思議
にぎりしめれば
かたいこぶし
開けばやさしくなる
手をにぎりしめれば
心はかたくちぢこまる
手を開けば
心も開く
手は心
この詩は、怒りとその対応について、私たち大人にヒントを与えてくれます。
次回のテーマは、「体罰に拠らない子育て」です。