学校日記

メダカを放流しました!             〜環境問題についても考えていきましょう〜

公開日
2019/10/07
更新日
2019/10/07

校長室より

 10月に入り、今年度も折り返しの時期となりました。今月からは、消費税の利率が変更されるなど、私たちの生活にも大きな変化が見られます。
 今月は、各学年での校外学習が実施されたり、授業研究会が開催されたりします。また、PTA関連行事としては、11月に行われる北小まつりに向けての準備が着々と進んでいます。改めまして、皆様のご協力に感謝申し上げます。
 北部小学校にはビオトープのような池があります。池の管理は、本宮教務主任と用務員の長谷川さんが行っています。これまで、赤、オレンジ、白色の金魚や小鮒、そして、メダカが数匹泳いでいました。もう少し賑やかにしようと思い、家で飼育していたメダカ100匹と、沼エビ30匹を放流しました。児童に「池にたくさんのメダカが泳いでいるから、見てごらん」と伝えると、池の所に走って行って、メダカが泳ぐ姿をじっと見つめていました。(小さなエビの姿を見つけるのは大変ですが・・・)
 その時、一人の女子児童が私の所に来て、「校長先生、家でメダカが飼えなくなったから、学校の池に放したの?」と言って来たのです。私は一瞬、「えっ?!」と思ったと同時に、忖度しない率直な気持ちを訴えてきた子どもの素直さを改めて感じました。
 あるテレビ番組の中で、「日本にある多くの池や河川に生息している日本固有の生物が、食用やペットなどの目的で日本に入ってきた多くの外来生物によって、絶滅に追い込まれている。」と訴えていました。きっとその児童は、その様な番組を見たり、大人から話を聞いたり、また、何らかの情報を得たりする中から、環境問題について何かを感じていたのかもしれません。
 環境問題として多くのことが議論されていますが、「お店で物を購入したときに、レジ袋が必要なときは有料になる」というのも身近な話題の一つです。また、先日、スウェーデン人の少女が、国連気候行動サミットで気候変動問題について訴えたということがニュースで取りあげられていました。
 北部小学校でも、「総合的な学習の時間」の中で、4年生が「クリーンセンター見学」を実施して、ゴミ処理の流れについて学習しました。また、3年生が「大津川」について学習します。学校の近くにある 母路橋に行くと、この学区が多くの自然に囲まれているということを実感することができます。
 子どもたちは、授業を通して環境問題について学習していくことになりますが、私たち大人も、可能な範囲の中で、この問題について考えていきたいと思っています。