学校日記

交通安全推進隊の方との懇談会の中で感じたこと

公開日
2019/09/05
更新日
2019/09/05

校長室より

 昨日は、お忙しい中、引き渡し訓練にご協力いただきまして、ありがとうございました。
 本日〔9月5日(木曜日)〕、ほぼ毎日、北部小学校の児童の登下校を見守っていただいている、交通安全推進隊の方に学校に来ていただき、色々とお話を伺うことができました。
 ご来校をいただいたのは、古市様(渋谷重兵衛交差点)、川崎様(粟野交番前)、そして高岡様(西佐津間踏切周辺)の3名です。 ※( )内は、見守りをしていただいている場所になります。
 まずは、学校を代表して、長年に亘るご尽力に感謝を申し上げました。そして、見守りをしていてのご感想や、どのようなことが気になるか等について、お話をお聞きしました。
 皆様、異口同音に「子ども達の命を守るために、精一杯がんばりたい」と言っていただきました。また、「子ども達とのコミュニケーションを通して、元気をもらっています」とも。
 気になるのは、「縁石の上を歩く子どもがいて、もし転んだりしたら命に関わるので、絶対にやめてほしい」ということでした。また、「子ども達が登下校しているときに、大人が堂々と横断歩道がないところを渡ったりしているので、『子どもが見ているので、やめてください』と注意することもあるんですよ。」と仰っていました。
 また、「挨拶をしてくれる子どももいるのですが、私たちが大きな声で挨拶しても、返ってこなかったり、返ってきたとしても声が小さかったりするのは少し残念です。」とのことでした。
 不審者についてのニュースが報道されることが多くなってきている昨今、「見知らぬ人から声をかけられても相手にしないで、可能な限りその場から逃げるようにしなさい。」と指導していただいているご家庭も少なくないと思われます。また、学校でも、「万が一の場合は、逃げられるように相手との距離を保って話をするようにしましょう。」という指導もしています。
 しかし、交通安全推進隊の方々は、ほぼ毎日、同じ場所に立って見守りをしていただいているので、すでに、お互いが顔見知りになっているのではないかと思われます。児童の個性も違うので、明るく接することができる子どももいれば、恥ずかしくて、挨拶をしようと思っていても、なかなか実行に移せない子どももいると思います。
 無理をすることはありませんが、ぜひ、「おはようございます!」「さようなら!」と一言で構いませんから、お礼の気持ちも込めて挨拶をしてほしいと思います。
 15年以上やられている方は、見守りをしていると、「おじさん、私のことを覚えていますか?あのときは、ありがとうございました。」と言ってくる若者がいるそうです。話を聞いていると、北部小学校の卒業生で、今は、学生であったり、就職をしていたりする若者だそうです。そのときは、「長くやっていて良かったな〜」とつくづく感じるとのことでした。
 挨拶(声掛け)ができているコミュニティー環境は、不審者や犯罪者が嫌がるとも言われています。様々な意味からも、明るい挨拶ができる北部小学校区にしていきたいと思っていますので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 改めまして、交通安全推進隊の方々には、これからもご自分の安全には十分に注意されながら、子ども達や地域の見守りをよろしくお願いいたします。