変わる職業選択 〜子ども達は将来、どの様な職業に就くのでしょうか?〜
- 公開日
- 2019/08/01
- 更新日
- 2019/08/26
校長室より
7月17日(水曜日)に「小学校を卒業した子どもが『将来就きたい職業』保護者が『将来就かせたい職業』について掲載しましたが、国内の航空会社では、男性客室乗務員(CA)の存在感が高まっているそうです。かつては女性が憧れる職業の代表格でしたが、大手と特色の違いを打ち出す中堅や格安航空会社(LCC)が積極的に採用。力仕事や機内トラブルの対応も期待され、快適な空の旅をサポートする「空男(そらだん)」が奮闘しているようです。
ホテルマンからCAに転身したIさん。学生時代に旅行で利用した外国の航空会社で、男性CAを「かっこいい」と思ったのがきっかけだそうです。
「日本の航空機内はなぜ女性ばかりなのか不思議だった」。男性の強みとは何かを考え、荷物の積み降ろしや車いす利用者が座席に移る際の介助など力仕事を買って出ているとのことです。
「女性と男性では乗客のニーズを察知するアンテナが違う。互いの良さが合わされば、サービスの質は高まる」とIさん。CAの約15%を男性が占める航空会社もあるそうです。
1993年発足のエールフランスでは当初の乗務員は全て男性で、現在も3分の1に上るといいます。「フランスでは高級レストランなどの接客は男性が担う文化がある。」ということが要因のようです。日本では、ビジネスで国際線を使う男性客が多かったことから、女性CAが接客を担当するという傾向がありましたが、最近では、若い女性や外国人の乗客が目立ち、多様なニーズに合わせて男性が活躍できる余地が広がりました。また、結婚や出産後もCAとして働き続ける女性が増え、男性が生涯の仕事として選びやすくなったことも影響しているとも。
近年の人工知能、すなわちAIの発展には目覚ましいものがあります。ロボットなど、人工知能によって作動するものが人間並みの知能を手に入れるには少なくともあと50年は必要だと言われていますが、その過程においてさまざまな仕事がロボットに置き換えられ、無くなると言われています。この意見には、賛否両論ありますが、いずれにせよ、これまでと同様の考え方で職業を選択していくことは難しくなるであろうことは、容易に推察できます。
小中学校では、キャリア教育についての学習も進めていますが、ご家庭におかれましては、初期段階として、子ども達の興味・関心を参考にしたアプローチを大切にしていただければと思います。
<追伸>
昨日、6年生の職員とともに修学旅行の予察に行って来ました。最初は天候にも恵まれていたのですが、華厳の滝に到着したら、土砂降りの雨になってしまいました。
8月に入りました。梅雨開けとともに、毎日厳しい暑さが続きますが、健康にはくれぐれもご留意ください。