林間学校を終えて
- 公開日
- 2019/07/26
- 更新日
- 2019/07/30
校長室より
7月23日〜25日、山梨県の河口湖周辺の施設を活用した林間学校に行ってきました。
※それぞれの場面での活動が、ホームページの「学校行事」欄に掲載されていますので、そちらをご覧ください。
この3日間、子ども達は林間学校のめあてである「心を一つに 絆・先見 楽しくGO」を意識しながら活動してきました。当初は、先を見通した行動ができないことで、活動がスムーズに進まなかったり、自分のことだけで精一杯で、周りへの配慮ができなかったりしていました。しかし、その時々での反省を基にして、自分の言動を見直していく中で、徐々に変化してきている自分に気付くことができたのではないかと思います。
担任と子ども達との関わり合いの中で一番印象に残ったことは、「抽象的な表現をそのままにせず、より具体的な行動に結びつけさせる」ということでした。子ども達は、「しっかりと」「きちんと」という言葉をよく使います。しかし、これらの言葉は、それぞれの考え方(イメージの仕方)や受け取り方によって、その捉え方は様々です。そのため、担任の先生は「『しっかりと』『きちんと』って言うけれど、具体的には、何をどういう風にやるの?」と問い返しました。すると、子ども達はその言葉が表す意味を考えて、それぞれが捉えている具体的な行動について伝えていました。
その様な積み重ねの中から、子ども達は先を見通した行動を、みんなで協力し合いながらできるようになっていきました。たった3日間の行事でしたが、この中で学んだ経験は大変貴重なものだと強く感じました。
それ以外には、キャンドルサービスや学年レク、バスレク等を通じて、「北部小学校の子ども達は、男女の仲がとても良く、お互いの存在感を認め合える集団である」ということを再確認することができました。
バスの中での反省会の中で、「これからは、めりはりをつけて活動していけるようにがんばっていきたい」という反省を述べている子ども達が多くいました。ぜひとも、「めりはり」というのはどういうことなのかをよく考えて、それを具体的な行動に移していってくれることを願っています。
9月2日から始まる2学期には、この林間学校で学んだことを生かして、これまで以上に有意義な学校生活を送ってほしいと思っています。
最後になりますが、林間学校を実施するにあたり、保護者のみなさまには多くの場面でのご協力をいただきましたことに、感謝申し上げます。