◆「子育て」を楽しむ◆ 笑顔で機嫌良くいられるように心掛けていきましょう!
- 公開日
- 2019/07/04
- 更新日
- 2019/08/23
校長室より
子どもは大人の表情をよく見ています。私たち教職員も気をつけなければいけないことですが、保護者のみなさまはいかがでしょうか?安心できる温かい環境の中でこそ、子どもは思いきって挑戦しようとし、失敗しても大人の顔色を気にせず、前向きにがんばれると思っています。
様々な情報が流れている今の時代、それらに振り回されてしまい、わが子に起こった目の前の現実を冷静に受け止められないことがあります。その様な時こそ、冷静に判断し、子どもを正しい方向に導かなければなりません。感情的になっても問題は解決しません。
あるベテランの機長さんが次のようなことを言っていたという話を聞いたことがあります。
機長のみなさんは、「もしも飛行中に重大な問題が発生したら、まず笑え」と訓練されているのだそうです。想定外の事象に遭遇すると誰でも慌てますし、パニックに陥ります。キャプテンのこわばった表情は、周囲に過度な不安感をあおります。だからこそ、まずは笑って一呼吸置き、慌てずに冷静に考えて行動するのだそうです。そして、なぜその様な事象が起きたのか、その原因を瞬時に判断し、手順を追って冷静に処理していくということでした。
この話は、学校現場はもちろんのこと、子育てにおいても通じるところがあると思います。子どもは日々成長しています。時には大きな失敗も経験します。友達とのトラブルを起こすこともあります。こうした時こそ、親がどう振る舞うかが大切になります。
突然の出来事にも、お父さんやお母さんが笑顔で瞬時に判断して行動できること、これはちょっと難しいかもしれませんが、この安定感と行動力がとても大切です。このことが、子どもに、失敗の原因を考えて改善しようとする態度と、失敗を恐れず挑戦を続けようとする意欲を育てていくことにつながるからです。
子どもの振るまいに対して、怒りたくなることがあると思います。その様な時は、一瞬の間をとって、子どもに接するように努めてみてください。“いざ”という時のために、普段から間をとる方法について“練習”しておくことをお勧めします。
私たち大人は、いつも機嫌良く冷静でありたいものです。子ども達の成長のために、一緒に寄り添っていきましょう。