最新更新日:2024/05/17
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お母さんと離れたくない!!小学生の不登校の原因にもなる「分離不安障害」とは? 【2/3編】

◆こんな子育てしていませんか?子供を不安にさせる親のNG態度◆
 上記のような症状を見せたときには,とにかく子供の不安でたまらない気持ちを少しでも緩和させることが大切です。
 「子供に愛情をかけている」と親の方は思っていても,子供はそう感じていないこともあります。

そこで,次のような態度に心当たりがないか,セルフチェックしてみてください。

•話を聞いてはいるが,子供の目を見ていない(家事などをしながらということが多い)
•子供が甘えてきたときに,「ちょっと待って」と待たせることがある
•子供といると,つい怒りがちになっている
•子供に「〜しなさい」と命令口調で話している
•あれこれ指図してしまう
•ハグなどのスキンシップを,ここしばらくしていない

◆愛情を感じ取る”うつわ”の深さは,子供によって違う!◆ ※心理士の方のお話より
 「人の心には,愛情を感じ取るうつわのような物がある」と私は思っています。
 そのうつわは,個々で大きさが違い,声をかけてもらっただけで満たされる子もいれば,抱きしめてもらって満たされる子もいます。自分の子供がどのくらいの深さのうつわなのかは,愛着を持って接しないと理解することは難しいでしょう。愛着とは,特定の人物に対して強い絆を感じ,信頼関係を持つことです。子供にとって,その愛着を示すのが親(特に母親)です。
 この愛着関係は,子供の成長にとても大切なもので,発達する際の基礎となるものと言われています。親が子供に対して,「過剰かな」と思うくらいのコミュニケーションを持つようにしてあげて,やっと愛情を感じることができるという子もいるのです。
 「過剰ではないか」という気持ちは親の気持ちですので,子供の気持ちを最優先にして考えるようにしてあげてください。

 次回は3回シリーズの最終回になりますが,このテーマに対する「まとめ」になります。

お母さんと離れたくない!!小学生の不登校の原因にもなる「分離不安障害」とは? 【1/3編】

 学校が始まってから,約2ヶ月が過ぎようとしています。お子様の様子はいかがでしょうか?
 朝,子供たちが登校してくる時や学校で生活している時の様子を見ていて,感じたことがあります。それは特に低学年で見られますが,親から離れて学校で生活することに対して,不安を抱えている児童が少なくないということです。保護者の皆様の中にも,ご心配されている方もいるのではないかと思います。
 そこで,低年齢層の子供の不登校の原因になることもある心の病気「分離不安障害(母子分離不安)」について,メンタルケア心理士の方のお話を参考にしながら考えていきたいと思います。
 不安でたまらない子供の気持ちを和らげるのは,親の愛情。ついつい子育てでやりがちな親のNG態度も紹介していきます。

◆小学校低学年までの不登校の原因になることもある『分離不安』とは?◆
 低年齢で起こってしまう不登校に関係性のある『分離不安』についてです。これは,養育者との関わりをしっかり持たなければならない時期に,良好な関係を築けない状態で育ってきてしまったことが原因で起こると言われています。そして,これは,低年齢の不登校や不安障害などに関係してくるそうです。

◆母親の姿が見えなくなることが不安でたまらない!◆
 分離不安は,子供が愛着を抱いている人(主に母親)と離れることで不安に陥ることをいいます。お母さん以外の人に抱かれたり姿が見えなくなったりすると,泣いたり,その姿を探したりなどの後追いをします。それが分離不安の反応です。乳幼児のころによく見られる反応です。ほとんどの場合は,年齢が上がると,お母さんは戻ってくると理解できるようになります。
 しかしながら,不安気質が強い子供や愛情不足の子供の場合,過剰な不安(お母さんが事故に遭っていなくなる・自分が誘拐されて会えなくなるなど)を持ってしまうことがあります。これが,『分離不安障害』という状況です。こうなってしまうと,母親の姿が見えなくなることが不安でたまらなくなり,不登校になってしまうことがあるようです。
 次回は,「子供を不安にさせる親のNG態度」についてお話ししていきたいと思います。
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