最新更新日:2024/05/18
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「家庭学習(宿題)」について【3/4編】

 塾等に通っている場合は,宿題が出されると思いますから,子供も大変かもしれません。塾が目標にしている方向性や指導(教育)方針によっても異なりますが,塾から出される宿題(課題)は,学校のそれと比べると,比較的難しいものが多いことと思います。それを,ほぼ毎日やらなければいけない子供の苦労はもちろんのこと,それらに取り組む我が子を見ていて,「かわいそう・・・」と思われる保護者の皆様のお気持ちもよく理解できます。
 その一方で,学校から出される宿題は,前述の通り,それほど難しい内容の課題が出されることは少なく,そのほとんどが基礎・基本的な内容が多いと思います。ですから,学習内容が理解できている子供にとっては,多くの場合,それほど時間がかからないと思われます。また,「○○について調べてくる」などという,時間がかかるような課題については,提出するまでに時間が与えられるのが通例です。
 「各自が学習内容を考えて,自主学習ノートに決められたページ数をやってくる」という課題もあります。この様な課題に対しては,「(ノートに記入しない)問題集やeライブラリーをやった場合は,どうするのか?」といったご質問を受けることもあります。ごもっともなお話です。その様なときは,保護者の方にお子様が取り組んだ学習内容を確認していただき,「○○について□□分,eライブラリーで△△について□□分やりました」等と,保護者の方に学習した内容について記述していただくという方法でよいのではないかと考えます。
 ちなみに,現在,北部小学校の3〜6年生では,この自主学習ノートに取り組ませています。児童の中には,すでにノートを10冊以上終えたという子もいるようです。「たくさんやればよい」というわけではありませんが,「自分は家庭学習(宿題)で,これだけがんばった!」と思えることは,必ず,学習や日常生活においての意欲につながりますし,学力向上においても,その努力は報われると思っています。

「家庭学習(宿題)」について【2/4編】

 (教科)担任としては,「この宿題(復習・予習や下準備の資料収集等)をやってこないと,次の学習をするときに,学習(授業)がスムーズに進まない」と感じて,効果的であると考える課題を出すことがほとんどです。「計算ドリルの○○ページまで終わらせてくる」という課題であったとしても,以前に学習したことの復習の時もあれば,次の授業に関連する課題として出されるときもあります。
 小学校の場合は,担任が授業を進めている段階で,「学級全体として,○○が理解されていない」と感じることがあります。その様なときは,授業の中で解決していくことが最善の策ではあると思いますが,授業進度等の関係で,それが難しいこともあります。また,宿題となる内容は,多くの場合において,その教科の基礎・基本を支える学力につながるものです。どんなに外見が立派な家を建てたとしても,土台となる基礎がしっかりしていなければ,地震などの災害が起こった時に簡単に倒れてしまいます。そういう意味でも,宿題というのは,現在,多くの児童が抱えている喫緊の課題を乗り越えるための重要な役割を担っているということになります。これまでの経験から,学力が高い子供でも,「こんなことが,わかっていなかったのか?」と,意外と基礎・基本的な事項を忘れている(理解していなかった)ということがあったことも事実です。

「家庭学習(宿題)」について【1/4編】

 保護者の皆様は,お子様の「宿題」について,どの様にお考えでしょうか?
 「宿題が少ない!」「宿題が多すぎる!」
 この二つは,宿題に関するご意見として以前からよく聞かれます。また,「塾や習い事から帰ってきてから宿題をやると,寝る時間が遅くなってしまう」といったお悩みをお持ちになられているご家庭もあることと思います。
 私が中学校に勤務していたときの課題としては,各教科担任が宿題を出すため,日によっては,宿題の量が非常に多くなってしまうということがありました。そのため,学校全体で,宿題の出し方やその量について検討したことがありました。
 小学校では,基本的には学級担任がほぼ全ての教科を教えていることから,宿題の量やその内容については,担任がしっかりと把握した上で,必要に応じた適切な量の課題を出していることがほとんどかと思います。
 以前は,授業で学習した漢字や,個人が覚えたいと思う漢字を「○個以上ノートに書いてくる」といった,毎日のルーティーン的に継続して行うといった課題が多かったように思います。もちろん,この課題でもある程度の学力は身に付くと思われます。しかし,その様な課題にすると,中学校三年生であっても,漢数字やpenやI(私は)などの既に覚えているであろう簡単な英単語を決められた回数だけ書いてくるという生徒もいました。それも,最後の方になると,惰性でやっているためか,スペルが間違っているなどということは,度々見受けられました。もちろん,「指定された課題はクリアー」しているので,「宿題をやってきた」という観点では問題は無いのですが,果たして,それで良いのでしょうか?

◆子育てを楽しむ◆「ちゃんとして!」「何度言ったらわかるの!?」は意味なし!子供にきちんと伝わる「叱り方」って?【5/5編】

 今回が最後になります。【4/5編】を出してから,少し時間が経ってしまい,申し訳ございませんでした。

 子供の年齢によって,叱り方は変えた方がいいのでしょうか?
 「子供の成長に応じて,親として叱り方を変えていくべきだろうか?」と考えたことはありませんか?
 考えれば考えるほど,真剣に悩んでしまうかも知れません。しかし,難しく考えないでください。基本的には,年齢ごとにいちいち変える必要はありません。

▼子供の成長によって変化する,そのリアクションに応じて変えていく▲
 幼児期は,1年間で大人の10歳分に値するほどの変化を見せます。例えば,2歳と4歳では大人の20歳と40歳くらいの違いがあるのです。20歳と40歳では,考え方も興味も大幅に違ってきます。同じ言葉で叱っても,2歳のときと4歳のときでは反応が違ってきます。だからこそ,年齢で叱り方を変えていくのではなく,「その子がどうリアクションするようになったか」によって対応を臨機応変に変えていけば大丈夫です。これは,小学生においても同様だと思っています。
 例えば,「やめなさい」と伝えたときに…
 ・ただ泣く→今度からはもっと優しく伝えてみる 
 ・へ理屈で言い返してくる→いけない理由を詳しく説明して伝える 
 といった感じです。

 年々変わっていく,叱ったときのリアクションを受け止め,「そうきたか!」と思うことで「では,どう言えばいいか」がわかってきます。これによって,結果的に親の言いたかったことがストレートに伝わりやすくなります。親としても,「おや,うちの子もこう返すようになってきたか…」と,𠮟りながら成長を感じられるようにもなります。

▼親の笑顔が子供をHAPPYにします▲
 お母さんやお父さんが笑顔でいることが,子供にとって一番HAPPYです。子供の笑顔を見ると,子育ての疲れも吹っ飛んでしまうと思いますが,でも,それは子供も同じです。お母さんやお父さんの笑顔を見るのがとても嬉しく,お母さんやお父さんが笑っているだけで限りない喜びと安心感を感じるものです。
 日常の中に笑顔がふんだんにあふれるお母さんやお父さんだと,子供は幸せいっぱいで,いつも笑顔でいてくれるようになります。

 「子供にきちんと伝わる『叱り方』」について,子供コンサルタントの方のお話を参考にしながら,5回にわたって紹介してきました。以前にも書きましたが,「子育てマニュアル」に関する本は多数出版されていますが,自分の子供(家庭)にあった子育ては,それでは不十分です。10人の子供がいれば,10人の子育て方法があります。それは,兄弟姉妹であっても,同様です。
 みなさん,子育てができる『残り少ない』日々を楽しみましょう!

緊急事態宣言発令に伴う児童に向けての(放送による)話

 緊急事態宣言が発令されたことに伴いまして,全児童に向けて以下の様な話をさせていただきました。みなさんのご家庭におかれましても,十分注意されていることとは思いますが,ご家庭に関わるお話もさせていただきましたので,ご理解いただければと思います。
 なお,本日,学校から「緊急事態宣言にともなう学校の対応について」というお便りを配付させていただきました。合わせて,「健康チェックカードについてのお願い」につきましても配付しましたので,ご協力をお願いいたします。

<児童に向けての話>
 3学期が始まってから3日が経ちました。友達と一緒に楽しく,学校生活を送れていますか?
 みなさんも知っていると思いますが,昨日,東京都,神奈川県,埼玉県,そしてみなさんが住んでいる千葉県に対して,緊急事態宣言が出されました。期間は今日から来月の2月7日(日曜日)までで,全ての人たちに対して,「必要がないときは,外に出ないようにしてください。」ということになっています。特に,「夜の8時以降については,外に出ないように」と言われています。
 レストランなど,食事をしたりするお店は,夜の8時には閉めるようになっていたり,会社に行く人も,人数を少なくするようになっていたりしています。
 前回,緊急事態宣言が出されたときは,しばらくの間学校はお休みになっていましたが,今回は,学校はお休みになりません。ですから,お家の人にも言われているかもしれませんが,みなさんも,学校はもちろんですが,お家に帰ってからも,新型コロナウイルスにかからないように,気を付けて生活しなければならないということは分かっていると思います。
 そこで,みなさんにお願いがあります。給食中に申し訳ありませんが,これから,そのことについてお話しするので,しっかりと聞いてほしいと思います。
 まずは,学校での生活に関することです。
 学校では,これまでと同じですが,手や指などをよく洗い,消毒をするようにしてください。また,汚れた手で目や鼻をこすると,ウイルスが体の中に入ってしまうかもしれないので,手で直接,目や鼻をこすらないようにしましょう。
 次に,これからもマスクを着けることを忘れないようにしてください。また,マスクをしていたとしても,大きな声で話したりすることはやめてください。体育や給食など,マスクを外して活動する時間は,特に注意してください。ですから,これまでとは少し違って,先生から「大きな声を出してはいけません!」などと注意されることが多くなるかもしれませんが,みなさんや先生方,そして,家族の人たちの命を守るためですから,必ず言われたことは守るようにしましょう。また,注意されなくても,自分から気を付けるようにしてほしいと思います。給食を食べる時は,前を向いて,おしゃべりをせずに食べるようにしてください。また,食べ終わった人は,マスクをすぐに着けるようにしましょう。
 お家に帰ってからですが,外で遊びたい気持ちはよく分かりますが,できる限り家の中で過ごすようにしましょう。もしも,お家の人がみんなのことを元気づけようとして,「どこかに出掛けようか?」とか,「外に食べに行こうか?」などと誘ってくれた時は,「外に出掛けるのは心配だから,お家で過ごそうよ!」などと伝えてほしいと思います。
 このようなことが,いつまで続くのかは誰も分かりません。でも,みなさんをはじめ,多くの人たちの命を守るために,お互いに気を付けていきましょう。

本年もよろしくお願いいたします。

 新年あけまして,おめでとうございます。
 あっという間の冬休みではなかったでしょうか?
 隣接する柏市や松戸市の学校は,12月25日(金曜日)が終業式ということでしたので,鎌ケ谷市内の学校は,それに比べると2日間長い冬休みでした。
 みなさんも同様のことではないかと思われますが,私は,自宅で過ごす時間がほとんどでした。そのため,年末の大掃除にかける時間が例年以上に増え,家の中や庭が少しすっきりしたことは,プラス面として捉えたいと前向きに考えています。
 新型コロナウイルスが依然と猛威を振るっており,ご存知の通り,東京都と埼玉,千葉,神奈川3県を対象とする「緊急事態宣言」が,近日中に出されるのではないかという状況です。
 明日より,3学期が開始されますが,鎌ケ谷市内においても,まだまだ改善の方向には進んでいない様子であるため,今後も,保護者の皆様をはじめ,地域の方々にはご心配をおかけすることがあるかと思われます。
 学校では,これまでと同様に可能な限りでの新型コロナウイルス感染症防止対策を講じながら,学校運営を進めてまいりたいと思っておりますので,みなさまのご理解・ご協力のほどを,何卒よろしくお願いいたします。
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