最新更新日:2024/05/18
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◆子育てを楽しむ◆ お母さんがイライラしなくなる子育て法とは?〜小学生であれば,チャレンジしてみる価値あり!【3/3編】

しかり方のコツ(3)「短くシンプルに」
 しかるときは,最小限の言葉と時間で,短くシンプルにしかりましょう。イライラしやすいお母さんは,延々としかっていることがあります。最初は片づけをしないことをしかったつもりでも,「これ何回目?」「なんでわからないの?」「これも使っちゃダメって言ったじゃない」「その服どこで汚したの?」「明日の準備終わってる?」と,気づかないうちにどんどん別のことを追加しているなんてことも…。あれこれ言っても子供の耳には入っていないので,しかるときはポイントをしぼるようにしましょう。

しかり方のコツ(4)「その場でしかる」
 「あと10分だけよ」と言ったのに,20分,30分,1時間と遊び続ける息子に悩まされたことのあるお母さんも多いでしょう。2〜3歳ごろは「今がすべて」で,なかなか時間の概念を理解することができません。だから,しかるときも,「もしかして昨日もこうだった?」「明日はちゃんとしてね」と言ってもほとんど意味がありません。しかるのであれば,しかるタイミングがあったその場だけ。それ以外のときにしかっても,お母さんの労力を無駄に消費してしまいます。

しかり方のコツ(5)「しかり顔をつくる」
 小さい頃は,まだ言葉の意味をちゃんと理解できてはいません。その代わり,お母さんがしかるときの表情をじっと見ています。これから真面目にしかろうとするときに,子供がふざけて,お母さんもそれにつられてつい表情が緩んでしまうこともあると思います。しかし,子供はその変化を見逃さないので,お母さんが真面目にしかっても「お母さんは笑ってる」と思ってメッセージが伝わりません。しかるときの顔づくりも意識してみてください。

 3回にわたって,「お母さんがイライラしなくなる子育て法」についてのお話をしてきました。この話は,お子様が小学生であったとしても,その発達段階に応じて工夫することで,まだまだ参考になる部分があると思います。親子関係が築けているのであれば,「しかり顔をつくる」もそうですが,「困った(悲しそうな)顔をする」という方法も,十分効果的であると思います。ぜひ,チャレンジしてみてください!

◆子育てを楽しむ◆ お母さんがイライラしなくなる子育て法とは?〜小学生であれば,チャレンジしてみる価値あり!【2/3編】

 しかり方のコツ(1)「お母さんのルールや約束ごとを減らす」
 子供との間で,ルールや約束ごとを決めているお母さんは多いと思います。
「9時までに寝る」
「遊ぶのは歯磨きが終わってから」
「出したおもちゃは片づける」
 どれも,ちゃんとしたルールや約束ごとのように聞こえますが,実はその約束をしたと思っているのは,お母さんだけなんです。自分の好きなように生きている2〜3歳ごろは,約束してその場で「わかった」と言ったとしても理解していないことが多いです。ルールや約束は破られて当然なので,子供とのルールや約束ごとが多いお母さんほど,「何度言ったらわかるの!」とイライラしてしまいます。
 だからまずは,ルールや約束ごとを減らすようにしてください。ゼロにするくらいでもいいです。そして今度は,簡単な約束から始めましょう。「9時までに寝る」というのは,言葉では簡単ですが,それまでにごはんや歯磨きやおふろをすべてクリアしないといけないので,実は難易度の高い約束です。最初は「外に出るときは靴を履く」くらい簡単なものにしましょう。

 しかり方のコツ(2)「しかるラインを決めておく」
 服を着替えない,物を片づけない,所かまわず汚す,などなど…。子供の行動をちゃんとさせようと思うと,ずーっとしかり続ける状態になってしまうことも。これでは疲れてしまいます。そこで,お母さん自身が「ここまではしからない」「ここからはしかる」といったラインを決めておきましょう。
 「自分や他人が大きなけがをするおそれがあるとき」
 「3回注意しても同じことをしているとき」
といったように明確に決めておくと,子供もだんだんとそのルールを理解するようになります。
 ※小さい子供への関わり方について語られていることなので、小学生には当てはまらない表現があることはご承知おきください。
 
 次回は最終回になりますが,しかり方のコツ(3)「短くシンプルに」,(4)「その場でしかる」,そして(5)「しかり顔をつくる」です。

◆子育てを楽しむ◆ お母さんがイライラしなくなる子育て法とは?〜小学生であれば,チャレンジしてみる価値あり!〜【1/3編】

 「あー,またやった!」「何回言ったらわかるの!」「早く準備して!」。
 小さなお子様を持つお母さんが,子育てをしていて,イライラしてしまうということは少なくないと思います。でも無理にイライラをがまんすると,今度はそのストレスがたまってしまいますし,いったいどうすればよいのでしょうか…。
 お母さんが少しでもイライラしなくなる,そして子供にもストレスが少ない「しかり方」はあるのでしょうか。
 父親であり保育士のキャリアも持つある大学の先生が,「しかり方」のコツとポイントを紹介していたので,今日から3回に分けてお伝えしたいと思います。

 「しかる」が成立する3つの条件とは?
 しかるとき,ただ大きな声を出して,怒鳴ってはいませんか?
 実は「しかる」には,それが成立するための条件があります。言い換えれば,その条件がそろっていなければ,しかることにもなっていない,ただ怒りの感情をぶちまけるだけの行為になってしまいます。「しかる」条件とは,次の3つです。

(1)メッセージがあること
 しかるときには,「それをしたら危ないよ」「今は静かにしないといけないよ」「ちゃんと食べようね」といったメッセージがあるはずです。イライラした感情を爆発させる行為は,「怒り」です。怒りにメッセージはありません。
(2)関係性があること
 メッセージは関係性がないと伝わりません。大人だって,会社の他部署の人から注意されても「なんであなたに言われないといけないの?」と思いますよね。それは関係性がないからです。普段の生活の中で,親子の関係性を築くようにしましょう。
(3)ゴール設定があること
 ゴール設定がないままでは,また同じことのくり返しです。「静かにしてくれてありがとう」「ちゃんと食べてえらいね」といった言葉をかけることで,子供の行動の変化,成長につながります。

 次回は,しかり方のコツ(1)「お母さんのルールや約束ごとを減らす」と(2)「しかるラインを決めておく」についてです。

「情報化社会を生きる子供たち」にぜひ伝えてほしいこと

 先日,ある新聞を読んでいた時に,「会員制交流サイト(SNS)を通じて性犯罪などの被害に遭う子供が増えている。」という記事に目がとまりました。これまでも,同様の内容については色々と報道されていたのですが,改めて,SNSの怖さについて気付かされました。
 警察庁の統計によると,2018年に18歳未満の被害者数は1,811人。うち高校生が991人,中学生624人,小学生は55人でした。
 その要因として最も多いのは,SNSの一つであるツイッターだそうです。最近では「学生限定」などとアピールする若者向けサービスもかなり利用されているとのこと。これらのSNSには,この年代層の若者たちの興味や好奇心をくすぐる要素が潜んでいます。
 「声でつながる」SNSは,見知らぬ人と電話の様に会話できたり,利用者同士を不作為にマッチングする機能があったりと,「偶然つながった相手と友達になれる」と謳われています。見知らぬ人と話す中で,お互いに“声だけ”で人物像を想像するといった“刺激”。「ちょっとだけだから・・・」といったような気軽な気持ちでサイトを利用してしまう若者は少なくないと思われます。
 彼らは「相手が変な人なら電話を突然切れば(「ガチャ切り」すれば)平気」と言います。「声でつながる」SNSは,個人情報を伏せたままでも利用できるため,そのような「秘匿性=気軽さ≒責任がない」も,若者たちを引き付ける大きな要因になっているようです。
 SNSでは「つながる相手」の人間性や,言葉の裏にある「甘いわな」を見抜く力が重要になります。「何か」取り返しがつかないことが起こってしまってからでは,悔やんでも悔やみきれません。大人である私たちもそうですが,ましてや,知識や社会経験が未熟な子供たちの利用には,相応のリスクがあることを,何度も何度も繰り返し伝えていく必要があると思っています。
 情報モラルに関する話題については,これからもみなさんと一緒に考えていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

駅で見掛けたOne Team 〜ある主婦の話より〜

 平日の午後3時過ぎ。私は,電車に乗っていた。車内はほどよく空いている。私の向かいの席にはベビーカーを持った母親と彼女に抱かれた赤ちゃん,そして同じ車両には,他に5人の高校生がいた。
 男子生徒3人,女子生徒が2人。同じ制服を着ていて,どうやら友達同士の様子。
 しかし,みんな自分のスマートフォンを眺めていて,熱心に会話をしている様子はない。
 「今の子は,友達同士でいる時もマイペースなんだな・・・」などと思っているうちに,目的の駅に到着。
 私と親子連れ,そして高校生たちが下車し,出口へと歩き出す。
 ところが,その日は駅構内のエレベーターが使えなかった。ベビーカーを押した母親は,『点検中』と書かれた張り紙の前で,一瞬困ったように立ち止まってから,階段に向かった。
 その時,私の横を一陣の風が通り抜けていった。
 後ろを歩いていた高校生たちが走って私を追い越し,ベビーカーの母親に声を掛けたのだ。
 「ベビーカー,持ちますね」「お母さんは,赤ちゃんを抱いてください!」「荷物は私が持ちます!」
 5人の高校生たちは,その場でさっと手分けして,親子が階段を使うのを助けた。
 電車の中では互いにマイペースを貫いていたのに,驚くほど息がピッタリである。まさに,One Team。

 みなさんは,このお話を聞いて,どの様に感じられたでしょうか。
 何かと悪い面で色々と言われてしまう傾向が強い若者世代ではありますが,その様な言動がとれた高校生の姿から,「相手を思いやる気持ち」と「躊躇なく働きかける勇気」を改めて教えられました。

皆様のご協力によりまして,入学式を終えることができました。

 学級ごとに第1部と第2部に分けての実施となりましたが,先ほど,本年度の入学式を終えることができました。
 約2ヶ月遅れということで,季節も春から夏へと移り変わり,例年の入学式と比べますと,少し蒸し暑い中での開催となりました。
 保護者の皆様におかれましては,各ご家庭1名のみの参加ということをはじめ,マスク着用等の新型コロナウイルス感染症防止対策にご協力をいただきましたことに,心より感謝申し上げます。
 本日の入学式での「式辞」を掲載いたしますので,ご一読いただけますと幸いです。

式辞
 新入生のみなさん,ご入学おめでとうございます。
 六月になり,温かい日と肌寒い日が入れ替わったり,じっとしていても汗が出てくるような暑い日もあったりする今日この頃です。校庭では,緑色の葉が生き生きと光り輝いています。
 本来であれば,鎌ケ谷市教育委員会をはじめ,たくさんのご来賓の皆様のご臨席を賜って,ここに第五十七回入学式を執り行う予定でございましたが,その思いが叶わなかったことは大変残念です。
 新入生のみなさんは,今日までに何回か学校に来てお勉強をしてきました。そのため,いつもであれば,入学式が最初の登校日になるため,不安で一杯の日になる児童も多いのですが,今日は,安心して学校に来ることができたのではないでしょうか。登校してきた日には,教室で先生のお話を一生懸命に聞いて,お勉強に取り組んでいる姿を見て,とても頼もしく思いました。
 北部小学校には,一年生から六年生までが一つのグループになり,それぞれに分かれて活動をする「あさか活動」があります。この「あさか活動」は,始まってから今年でちょうど四十年目になります。六年生が中心となり,どうすればみなさんに楽しんでもらえるかということを考えて計画してくれます。そのため,お兄さんお姉さん達もみなさんの入学をとても楽しみにしていました。
 みなさん,来週からみなさんにとって初めてとなる給食が始まることは知っていますか?自分たちで配ったり,片付けたりするので,少し大変ですが,給食は学校生活の中でとても思い出に残る時間の一つになるので,楽しみにしていてください。
 小学校での一日の生活は,幼稚園や保育園とは少し違うので,色々と心配なことも出てくると思いますが, 先生方はもちろん,上級生のお兄さんやお姉さん達も,きっと優しく教えてくれると思います。

<中略 〜子供たちに「がんばってほしいこと」について話しました〜>

さて,保護者の皆様,改めまして,お子様のご入学おめでとうございます。小学校の入学式というのは,「義務教育の始まりの式」でもあります。六十名の新入生を迎え,全校児童三百四十九名で,令和二年度をスタートします。長い歴史の積み重ねで培われた,温かな校風を最大限に生かし,保護者やご家族の皆様の,そして地域の宝物である子供たちに,未来を生き抜く力をしっかり身に付けることができますよう,教職員一同,心ひとつに,全力で教育活動に取り組んでまいります。
 結びになりますが,子どもたちの安全・安心を確保し,子どもたちの豊かな心を培うためには,保護者およびご家族,地域,そして,関係機関の皆様のお力添えが何よりも大切になります。北部小学校のすべての子どもたちのために,それぞれのお立場からご協力いただけますよう,改めてお願い申し上げまして,式辞といたします。

令和二年 六月二日
鎌ケ谷市立北部小学校 校長 羽場 秀樹
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