最新更新日:2024/05/18
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「情報化社会を生きる子供たち」にぜひ伝えてほしいこと

 先日,ある新聞を読んでいた時に,「会員制交流サイト(SNS)を通じて性犯罪などの被害に遭う子供が増えている。」という記事に目がとまりました。これまでも,同様の内容については色々と報道されていたのですが,改めて,SNSの怖さについて気付かされました。
 警察庁の統計によると,2018年に18歳未満の被害者数は1,811人。うち高校生が991人,中学生624人,小学生は55人でした。
 その要因として最も多いのは,SNSの一つであるツイッターだそうです。最近では「学生限定」などとアピールする若者向けサービスもかなり利用されているとのこと。これらのSNSには,この年代層の若者たちの興味や好奇心をくすぐる要素が潜んでいます。
 「声でつながる」SNSは,見知らぬ人と電話の様に会話できたり,利用者同士を不作為にマッチングする機能があったりと,「偶然つながった相手と友達になれる」と謳われています。見知らぬ人と話す中で,お互いに“声だけ”で人物像を想像するといった“刺激”。「ちょっとだけだから・・・」といったような気軽な気持ちでサイトを利用してしまう若者は少なくないと思われます。
 彼らは「相手が変な人なら電話を突然切れば(「ガチャ切り」すれば)平気」と言います。「声でつながる」SNSは,個人情報を伏せたままでも利用できるため,そのような「秘匿性=気軽さ≒責任がない」も,若者たちを引き付ける大きな要因になっているようです。
 SNSでは「つながる相手」の人間性や,言葉の裏にある「甘いわな」を見抜く力が重要になります。「何か」取り返しがつかないことが起こってしまってからでは,悔やんでも悔やみきれません。大人である私たちもそうですが,ましてや,知識や社会経験が未熟な子供たちの利用には,相応のリスクがあることを,何度も何度も繰り返し伝えていく必要があると思っています。
 情報モラルに関する話題については,これからもみなさんと一緒に考えていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

駅で見掛けたOne Team 〜ある主婦の話より〜

 平日の午後3時過ぎ。私は,電車に乗っていた。車内はほどよく空いている。私の向かいの席にはベビーカーを持った母親と彼女に抱かれた赤ちゃん,そして同じ車両には,他に5人の高校生がいた。
 男子生徒3人,女子生徒が2人。同じ制服を着ていて,どうやら友達同士の様子。
 しかし,みんな自分のスマートフォンを眺めていて,熱心に会話をしている様子はない。
 「今の子は,友達同士でいる時もマイペースなんだな・・・」などと思っているうちに,目的の駅に到着。
 私と親子連れ,そして高校生たちが下車し,出口へと歩き出す。
 ところが,その日は駅構内のエレベーターが使えなかった。ベビーカーを押した母親は,『点検中』と書かれた張り紙の前で,一瞬困ったように立ち止まってから,階段に向かった。
 その時,私の横を一陣の風が通り抜けていった。
 後ろを歩いていた高校生たちが走って私を追い越し,ベビーカーの母親に声を掛けたのだ。
 「ベビーカー,持ちますね」「お母さんは,赤ちゃんを抱いてください!」「荷物は私が持ちます!」
 5人の高校生たちは,その場でさっと手分けして,親子が階段を使うのを助けた。
 電車の中では互いにマイペースを貫いていたのに,驚くほど息がピッタリである。まさに,One Team。

 みなさんは,このお話を聞いて,どの様に感じられたでしょうか。
 何かと悪い面で色々と言われてしまう傾向が強い若者世代ではありますが,その様な言動がとれた高校生の姿から,「相手を思いやる気持ち」と「躊躇なく働きかける勇気」を改めて教えられました。

皆様のご協力によりまして,入学式を終えることができました。

 学級ごとに第1部と第2部に分けての実施となりましたが,先ほど,本年度の入学式を終えることができました。
 約2ヶ月遅れということで,季節も春から夏へと移り変わり,例年の入学式と比べますと,少し蒸し暑い中での開催となりました。
 保護者の皆様におかれましては,各ご家庭1名のみの参加ということをはじめ,マスク着用等の新型コロナウイルス感染症防止対策にご協力をいただきましたことに,心より感謝申し上げます。
 本日の入学式での「式辞」を掲載いたしますので,ご一読いただけますと幸いです。

式辞
 新入生のみなさん,ご入学おめでとうございます。
 六月になり,温かい日と肌寒い日が入れ替わったり,じっとしていても汗が出てくるような暑い日もあったりする今日この頃です。校庭では,緑色の葉が生き生きと光り輝いています。
 本来であれば,鎌ケ谷市教育委員会をはじめ,たくさんのご来賓の皆様のご臨席を賜って,ここに第五十七回入学式を執り行う予定でございましたが,その思いが叶わなかったことは大変残念です。
 新入生のみなさんは,今日までに何回か学校に来てお勉強をしてきました。そのため,いつもであれば,入学式が最初の登校日になるため,不安で一杯の日になる児童も多いのですが,今日は,安心して学校に来ることができたのではないでしょうか。登校してきた日には,教室で先生のお話を一生懸命に聞いて,お勉強に取り組んでいる姿を見て,とても頼もしく思いました。
 北部小学校には,一年生から六年生までが一つのグループになり,それぞれに分かれて活動をする「あさか活動」があります。この「あさか活動」は,始まってから今年でちょうど四十年目になります。六年生が中心となり,どうすればみなさんに楽しんでもらえるかということを考えて計画してくれます。そのため,お兄さんお姉さん達もみなさんの入学をとても楽しみにしていました。
 みなさん,来週からみなさんにとって初めてとなる給食が始まることは知っていますか?自分たちで配ったり,片付けたりするので,少し大変ですが,給食は学校生活の中でとても思い出に残る時間の一つになるので,楽しみにしていてください。
 小学校での一日の生活は,幼稚園や保育園とは少し違うので,色々と心配なことも出てくると思いますが, 先生方はもちろん,上級生のお兄さんやお姉さん達も,きっと優しく教えてくれると思います。

<中略 〜子供たちに「がんばってほしいこと」について話しました〜>

さて,保護者の皆様,改めまして,お子様のご入学おめでとうございます。小学校の入学式というのは,「義務教育の始まりの式」でもあります。六十名の新入生を迎え,全校児童三百四十九名で,令和二年度をスタートします。長い歴史の積み重ねで培われた,温かな校風を最大限に生かし,保護者やご家族の皆様の,そして地域の宝物である子供たちに,未来を生き抜く力をしっかり身に付けることができますよう,教職員一同,心ひとつに,全力で教育活動に取り組んでまいります。
 結びになりますが,子どもたちの安全・安心を確保し,子どもたちの豊かな心を培うためには,保護者およびご家族,地域,そして,関係機関の皆様のお力添えが何よりも大切になります。北部小学校のすべての子どもたちのために,それぞれのお立場からご協力いただけますよう,改めてお願い申し上げまして,式辞といたします。

令和二年 六月二日
鎌ケ谷市立北部小学校 校長 羽場 秀樹

夕食後は家族で「15分」の読書タイム

 休校中は時間が多くありますが,小学生の子供が勉強に集中できる時間はそう長くはありません。それとは反対に,学校がある日はとにかく時間に追われ,ゆっくりと読書をすることもできないと思いますが,今ならゆっくり本も読むことができます。
 「子供が本を読まない」とお悩みであれば,家族全員の読書タイムを作ってみませんか?夕食後,各自がダイニングテーブルなどに読みたい本を持ち寄り,最初は15分でもいいですから,「今は家族みんなが本を読む時間」と決めます。はじめは嫌がるかもしれませんが,親が熱心に読んでいる姿を見て,「本を読むのって楽しいのかな?」と興味を持たせるのです。子供というのは,無意識に親の真似をするものです。子供を読書好きにさせるためには,まずは親が楽しそうに本を読むことが大切だと考えるのですが,いかがでしょうか?読書好きの家族は,語彙が豊富になります。
 申し訳ございませんが,学校再開までにはもう少しかかります。不安に思われる保護者の皆様のお気持ちは十分察しているつもりではありますが,それをマイナスに捉えるかプラスに捉えるかで,子供の今後の学力が大きく変わっていくとも考えています。ピンチをチャンスと捉え,どうかこの期間を意味のあるものにしていただければと思います。

5月18日(月曜日)から,分散学習支援が始まります。

 5月11日(月曜日)の課題配付日は,それぞれの学年がA・B2つのグループに分かれての分散による登校ではありましたが,久しぶりに子供たちの元気な姿を目にすることができました。
 学校では,3密にならないためにどうすればよいのか等,心配される状況への対応を事前に色々と考えた末に迎えた当日でした。保護者の皆様も,様々な面においてご心配されたことと思われます。
 登校してから下校するまで,1時間程度という束の間の時間ではありましたが,「課題にどの様に取り組んでくるのか」等の説明を中心に話を聞きました。各教室では,密にならないような距離を取ることができるように配置された座席で,担任からの話を一生懸命に聞き入る子供たちの姿が見られました。
 登校することができなかった子供がいるご家庭には,その日のうちに様々な方法により課題を配付するとともに,そのやり方等について説明を行いました。
 ご存知のように,5月18日(月曜日)から分散学習支援が開始されます。2〜6年生は3時間,1年生は2時間程度の中で,30分を基本とした通常の授業とは少し違った「学習支援」形式での実施となります。諸事情により登校できないお子様につきましては,担任からの電話連絡や家庭訪問等により,課題内容や取り組み方等について,説明させていただきます。
 登下校時につきましては,保護者の皆様をはじめとする方々のご協力をいただきながら,教職員も学区を見回るなど,安全面に配慮しながら実施させていただきます。
 今後も,状況によってどの様な方向に進むのかは定かではありませんが,学校生活の再開に向けて準備をしていきたいと思っておりますので,ご理解・ご協力の程,よろしくお願いいたします。
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