最新更新日:2024/05/15
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●みなさんは、どう思われますか?●          「親子間でSNSのメッセージ」

 子どもが手にしているスマートフォンの中では、親の知らない世界がどんどん広がっています。以前のように、子どもの友達が把握できないレベルではなく、無限大に広がってゆくのです。もしかしたら、犯罪者や危険な人物にも繋がっているかもしれません。
 スマートフォンの登場で、親子の関係も変わり始めたような気がするのも私だけではないのではないでしょうか。少年の健全育成に取り組んでいる方のお話ですが、街頭補導などで出会った子ども達の中で、親の携帯電話の番号を知らない子どもが増えてきたそうです。その理由は、「無料のSNSで通話が可能だからだ」というのです。
 少年たちの話を聞くと、親子の会話はほとんどなく、SNSでのやりとりで十分なのだそうです。でも、本当にそれでいいのでしょうか?「時代は変わったなぁ」と思うことばかりですが、親子の会話がSNSということについて、みなさんはどうお考えでしょうか?確かに思春期の子どもとの親子の会話はなかなか難しいかもしれませんが、せめて、家庭内では会話を楽しんでほしいと思うのですが・・・。
 一方で、悪いことをしてしまったとき、面と向かって謝ることが照れくさくても、SNSだと「ごめんね」の一言が書け(言え)たりすることはあるので、難しい判断であるとは思いますが、人は人でなければ育ちませんので、子どもとのSNSのやりとりは最低限にしたいと思うのは、私だけでしょうか?

情報化社会における大人の役割とは?               〜個人情報の流失から子どもを守りましょう!〜

 私たち大人もスマートフォンを利用していますが、なぜ子どもが利用すると危険だと言われるのでしょうか。実際、子どもたちは経験値も低く、自分自身をコントロールする能力も乏しいので、どこまでだったら安全か、どこから先は危険なのかということが分からないからです。
 例えば、無料のサイトがあったとします。個人情報を求められたときに、大人であれば、「あれ?ここまで個人情報を求められたら、ちょっと危険じゃないかな?」という勘が働くと思われます。ところが、子どもたちは、まず、「無料」という言葉に釣られ、画面の指示通りに個人情報などを入力してしまうのです。ですから、「危険予知能力」を養うべく、画面の中の知らない相手には気をつけさせなければいけません。
 結局傷つくのは子どもたち自身なのです。子どもを食い物にすることは、決して許されません。
 目の前に割れた花瓶があったとします。その花瓶が割れてばらばらになってしまい、瞬間接着剤で見た目は元通りになったとしてもひびは残ります。それを直そうとしたところで、決してそのひびが無くなることはありません。傷つくということは、そういうことです。
 この情報化社会において、「インターネットに接続できる機器を使用させない」ということは不可能です。「スマートフォンやサイト自体が悪いわけではない」ということは、皆さんもご承知のとおりです。それをどう使うのかは、私たち自身の問題なのです。子どもたちはもちろんのこと、大人も同様に、正しい利用法で楽しく使うことが重要です。
 そして、子どもたちが加害者にも被害者にもならないように見守っていくことが、私たち大人の役目であると思います。
 「いつも言っているから、うちは大丈夫!」と感じた方も多いのではないでしょうか?しかし、子どもたちから「分かっている!」と煙たがられたとしても、繰り返し伝えていくことがとても大切です。

◆「子育て」を楽しむ◆ 親の愛情表現         〜ある父親の姿より〜

 これは、小学校4年生の男児が書いた「お父さん」という詩です。

 夕ご飯の時、
 コップをわった
 お父さんにおこられた。
 さか上がりが出来なくて、
 泣いた。
 またお父さんにおこられた。
 夜ねる時、
 お父さんがぼくのふとんをなおしてた。
 そして、ほっぺたを
 ぽんぽんとさわった。
 ぼくは、ねたふりをしながら、
 ドキドキしていた。

 何に怒るか、どう怒るかに課題はあるとしても、怒るという場面は、親子の日頃の関わりの中では、普通に見られるとともに、考えさせられることでもあります。ふとんを直す行為と、頬に触れる行為から、子どもはお父さんに愛されていることを知り(感じ)ます。
 以下は、この詩を読んだ、ある学生の感想です。
 「お父さんは愛情表現が下手。怒られて怖がっていたが、ほっぺを触ったりされたことで優しさを知った」「コップを割ったら、心配すればいいのに、それができない。見ていないところで、愛情を表している」
 親の気持ち(愛情)を伝える方法は色々とあると思いますが、その表現方法は親の数だけあることを再認識させられました。
 本気で子育てをしていれば、子どもは親の気持ちを必ず理解してくれるはずです。色々と悩むこともあるかと思われますが、自信をもって子育てをしていきましょう!

メダカを放流しました!             〜環境問題についても考えていきましょう〜

 10月に入り、今年度も折り返しの時期となりました。今月からは、消費税の利率が変更されるなど、私たちの生活にも大きな変化が見られます。
 今月は、各学年での校外学習が実施されたり、授業研究会が開催されたりします。また、PTA関連行事としては、11月に行われる北小まつりに向けての準備が着々と進んでいます。改めまして、皆様のご協力に感謝申し上げます。
 北部小学校にはビオトープのような池があります。池の管理は、本宮教務主任と用務員の長谷川さんが行っています。これまで、赤、オレンジ、白色の金魚や小鮒、そして、メダカが数匹泳いでいました。もう少し賑やかにしようと思い、家で飼育していたメダカ100匹と、沼エビ30匹を放流しました。児童に「池にたくさんのメダカが泳いでいるから、見てごらん」と伝えると、池の所に走って行って、メダカが泳ぐ姿をじっと見つめていました。(小さなエビの姿を見つけるのは大変ですが・・・)
 その時、一人の女子児童が私の所に来て、「校長先生、家でメダカが飼えなくなったから、学校の池に放したの?」と言って来たのです。私は一瞬、「えっ?!」と思ったと同時に、忖度しない率直な気持ちを訴えてきた子どもの素直さを改めて感じました。
 あるテレビ番組の中で、「日本にある多くの池や河川に生息している日本固有の生物が、食用やペットなどの目的で日本に入ってきた多くの外来生物によって、絶滅に追い込まれている。」と訴えていました。きっとその児童は、その様な番組を見たり、大人から話を聞いたり、また、何らかの情報を得たりする中から、環境問題について何かを感じていたのかもしれません。
 環境問題として多くのことが議論されていますが、「お店で物を購入したときに、レジ袋が必要なときは有料になる」というのも身近な話題の一つです。また、先日、スウェーデン人の少女が、国連気候行動サミットで気候変動問題について訴えたということがニュースで取りあげられていました。
 北部小学校でも、「総合的な学習の時間」の中で、4年生が「クリーンセンター見学」を実施して、ゴミ処理の流れについて学習しました。また、3年生が「大津川」について学習します。学校の近くにある 母路橋に行くと、この学区が多くの自然に囲まれているということを実感することができます。
 子どもたちは、授業を通して環境問題について学習していくことになりますが、私たち大人も、可能な範囲の中で、この問題について考えていきたいと思っています。
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