最新更新日:2024/05/14 | |
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林間学校を終えて
7月23日〜25日、山梨県の河口湖周辺の施設を活用した林間学校に行ってきました。
※それぞれの場面での活動が、ホームページの「学校行事」欄に掲載されていますので、そちらをご覧ください。 この3日間、子ども達は林間学校のめあてである「心を一つに 絆・先見 楽しくGO」を意識しながら活動してきました。当初は、先を見通した行動ができないことで、活動がスムーズに進まなかったり、自分のことだけで精一杯で、周りへの配慮ができなかったりしていました。しかし、その時々での反省を基にして、自分の言動を見直していく中で、徐々に変化してきている自分に気付くことができたのではないかと思います。 担任と子ども達との関わり合いの中で一番印象に残ったことは、「抽象的な表現をそのままにせず、より具体的な行動に結びつけさせる」ということでした。子ども達は、「しっかりと」「きちんと」という言葉をよく使います。しかし、これらの言葉は、それぞれの考え方(イメージの仕方)や受け取り方によって、その捉え方は様々です。そのため、担任の先生は「『しっかりと』『きちんと』って言うけれど、具体的には、何をどういう風にやるの?」と問い返しました。すると、子ども達はその言葉が表す意味を考えて、それぞれが捉えている具体的な行動について伝えていました。 その様な積み重ねの中から、子ども達は先を見通した行動を、みんなで協力し合いながらできるようになっていきました。たった3日間の行事でしたが、この中で学んだ経験は大変貴重なものだと強く感じました。 それ以外には、キャンドルサービスや学年レク、バスレク等を通じて、「北部小学校の子ども達は、男女の仲がとても良く、お互いの存在感を認め合える集団である」ということを再確認することができました。 バスの中での反省会の中で、「これからは、めりはりをつけて活動していけるようにがんばっていきたい」という反省を述べている子ども達が多くいました。ぜひとも、「めりはり」というのはどういうことなのかをよく考えて、それを具体的な行動に移していってくれることを願っています。 9月2日から始まる2学期には、この林間学校で学んだことを生かして、これまで以上に有意義な学校生活を送ってほしいと思っています。 最後になりますが、林間学校を実施するにあたり、保護者のみなさまには多くの場面でのご協力をいただきましたことに、感謝申し上げます。 小学校を卒業した子どもが「将来就きたい職業」と保護者が「将来就かせたい職業」
ご存じの方もいらっしゃることと思いますが、先日、クラレから標記の件に関する調査結果が発表されました。
小学校を卒業した子どもが「将来就きたい職業」の1位は、男子が「スポーツ選手」、女子が「教員」であることがわかりました。「スポーツ選手」には、今回初めて「eスポーツ」が登場。女子は前年1位の「医師」が9位に順位を落としました。 男子が将来就きたい職業は、1位「スポーツ選手」18.0%、2位「研究者」7.2%、3位「医師」5.2%。4位には「ゲームクリエイター」と「エンジニア」がともに4.7%で並びました。「スポーツ選手」は毎年1位に選ばれる男子に人気の職業。競技の内訳では、「サッカー」(40.9%)と「野球」(29.6%)で7割を占めましたが、2019年はゲームを使ったスポーツ競技「eスポーツ」(4.3%)が初登場しました。eスポーツは、日本でも徐々に認知度や競技人口が拡大しつつあり、クラレでは「部活動に取り入れた高校もあり、子どもたちの注目も今後ますます高まりそう」と分析しているようです。 女子が将来就きたい職業は、1位「教員」6.9%、2位「保育士」6.7%、3位「看護師」6.4%、4位「パティシエ・パン屋」5.4%、5位「美容師」4.8%。前年1位の「医師」は、大学医学部の不正入試問題なども影響したのか3.8%にとどまり、9位へと順位を大幅に落としました。女子のトップ10をみると、子どもと関わる職業が1位「教員」、2位「保育士」と上位に並んだほか、医療関係やおしゃれに関する仕事に興味を持つ女の子が多かったようです。 一方、保護者が子どもに就かせたい職業は、男子の1位が「公務員」13.1%、2位「会社員」8.1%、3位「研究者」7.3%。女子は1位「看護師」12.5%、2位「医療関係」7.5%、3位「薬剤師」7.2%。男女ともに安定した職業が保護者に支持されており、女子は医療職が上位を占めました。 ◆小学6年生の「将来就きたい職業」 <男子> 1位:スポーツ選手 2位:研究者 3位:医師 4位:ゲームクリエイター 4位:エンジニア 6位:大工・職人 7位:会社員 8位:教員 8位:公務員 10位:スポーツ関係 <女子> 1位:教員 2位:保育士 3位:看護師 4位:パティシエ・パン屋 5位:美容師 6位:漫画家・イラストレーター 7位:動物園・遊園地 8位:デザイナー 9位:医師 9位:医療関係 ◆保護者が子どもに就かせたい職業 <男子> 1位:公務員 2位:会社員 3位:研究者 4位:エンジニア 5位:スポーツ選手 5位:医師 <女子> 1位:看護師 2位:医療関係 3位:薬剤師 4位:保育士 4位:公務員 以上のような結果となったそうです。 第2回児童会役員との懇談会
昨日[7月9日(火曜日)]の昼休み、児童会役員に校長室に集まってもらい、先日お願いした課題への回答の確認と、これからの北部小学校をどのようにしていきたいかということについての意見を交換するための懇談会を開催しました。
【先日出した課題】 「楽しい学校生活を送ることができるようにするには、どうしたら良いでしょうか?」 《役員のみなさんが考えてくれたこと》 ・みんなが学校に来るときに、「楽しみだな〜」と思ってくれるためには、もっとみんなとの交流を増やした方が良い。例えば、「プレミアムあさかデー」をまたやったり、あさか活動をもっと楽しいものにしたりする。 ・一人一人が、クラスで自分が得意なことなど、みんなが何かのリーダーになる。 ・イベントを増やして、より良い学校にする。 以上のような案を考えてくれました。 私からは、「お互いの存在を認め合う学校風土の醸成」という観点から、「これまでに話してきた『あいさつ』『(相手を認める)大きな拍手』を機会があるごとに全校に訴えていってほしい」ということ。また、「一人一人が自己有用感を感じられるような取組を考えてほしい。」というお願いをしました。 間もなく第1学期が終わるため、今学期中に行うことは難しいと思いますが、これから児童会役員を中心とした新たな活動が展開されていくことが楽しみになるとともに、北部小学校での学校生活がこれまで以上に楽しくなっていくのではないかといった期待がもてる機会となりました。 ◆「子育て」を楽しむ◆ 子どもを一人の大人として扱う〜中華料理店での一場面より〜
先日、日本女子大学で行われた講演会に参加して来ましたが、その講演会の前に、ある中華料理店に入って昼食を食べていたときのことです。
その日は、大阪でG20サミットが開催されていました。その様子がテレビに映し出されていたのですが、それを見ていた小学校1年生くらいの女の子が、「色々な国から偉い人が日本に来てるんだよね?」と母親に話し掛けたのです。そんなに小さな子どもが関心を持つようなニュースではないと思っていた私は、一瞬その親子の方に目を向けました。すると、その子の妹と思われる更に幼い子どもも、その“会話”に加わろうとしているのです。私であったら、きっと、「そうだね」程度の対応で終わっていたと思うのですが、お母さんは「色々な国から来た人たちが、大切なことについて話し合っているんだよ。」と丁寧に説明をしていたのです。すると、その女の子は、テレビに流れている映像を見ながら、解説者の話をじっと聞き入っていました。 その後、下の妹が飽きたのか、椅子から降りようとしたり、ちょっとしたいたずらをしたりしようとしていました。するとお母さんは、「それはマナー違反よ。そんなことをやっていると、もう、外でご飯を食べることはできないわよ。それでもいいの?」と小さな声で注意したのです。その後、その女の子は、自分の振る舞いを反省したのか、落ち着いて座っていました。そして、帰り際に店員さんに「ごちそうさまでした」とお礼を言って、仲良く3人で店を出て行きました。 「お巡りさんに怒られるわよ」「バスの運転手さんに『降りなさい』って言われるわよ」といった様に、「○○に怒られるから止めなさい」といった注意をする大人の姿をよく見掛けます。しかし今回のように、例え小さな子どもであっても、どうしてやってはいけないのかをしっかりと伝えて注意している姿を見て、「この子達は、誰が見ていようといまいと、やってはいけない理由を理解した上で、その行為をやらない大人になっていくのだろうな・・・。」と思ったのです。 講演会での話も大変勉強になりましたが、子どもを一人の大人として扱うという親(大人)の姿、そして、その様な環境の中で育っている子ども達に接し、色々と考えさせられた1日となりました。 ◆「子育て」を楽しむ◆ 笑顔で機嫌良くいられるように心掛けていきましょう!
子どもは大人の表情をよく見ています。私たち教職員も気をつけなければいけないことですが、保護者のみなさまはいかがでしょうか?安心できる温かい環境の中でこそ、子どもは思いきって挑戦しようとし、失敗しても大人の顔色を気にせず、前向きにがんばれると思っています。
様々な情報が流れている今の時代、それらに振り回されてしまい、わが子に起こった目の前の現実を冷静に受け止められないことがあります。その様な時こそ、冷静に判断し、子どもを正しい方向に導かなければなりません。感情的になっても問題は解決しません。 あるベテランの機長さんが次のようなことを言っていたという話を聞いたことがあります。 機長のみなさんは、「もしも飛行中に重大な問題が発生したら、まず笑え」と訓練されているのだそうです。想定外の事象に遭遇すると誰でも慌てますし、パニックに陥ります。キャプテンのこわばった表情は、周囲に過度な不安感をあおります。だからこそ、まずは笑って一呼吸置き、慌てずに冷静に考えて行動するのだそうです。そして、なぜその様な事象が起きたのか、その原因を瞬時に判断し、手順を追って冷静に処理していくということでした。 この話は、学校現場はもちろんのこと、子育てにおいても通じるところがあると思います。子どもは日々成長しています。時には大きな失敗も経験します。友達とのトラブルを起こすこともあります。こうした時こそ、親がどう振る舞うかが大切になります。 突然の出来事にも、お父さんやお母さんが笑顔で瞬時に判断して行動できること、これはちょっと難しいかもしれませんが、この安定感と行動力がとても大切です。このことが、子どもに、失敗の原因を考えて改善しようとする態度と、失敗を恐れず挑戦を続けようとする意欲を育てていくことにつながるからです。 子どもの振るまいに対して、怒りたくなることがあると思います。その様な時は、一瞬の間をとって、子どもに接するように努めてみてください。“いざ”という時のために、普段から間をとる方法について“練習”しておくことをお勧めします。 私たち大人は、いつも機嫌良く冷静でありたいものです。子ども達の成長のために、一緒に寄り添っていきましょう。 |
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