最新更新日:2024/05/15
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「ママいらない!大っ嫌い」ママにだけ暴言を吐く子供の心理と対策 【1/3編】

 少し前に,「お母さんと離れたくない!!」小学生の不登校の原因にもなる「分離不安障害」についてお伝えしましたが,今回は,その逆とも言える子供の言動についてです。
 「ママいらない」「あっち行って」「大っ嫌い!」など,子供に言われて傷ついたことはありませんか?幼稚園では穏やかに過ごしていてもママにだけ暴言を吐く子は,意外と多いようです。
 今回はそんな子供の心理と対策について,元保育士の方のお話を参考にしながら,3回に亘って考えていきたいと思います。
 小学生になった現在ですが,まだ小さかった頃のお子様のことを思い出しながら,読んでみてください。

◆ママ友の多くが子供の暴言で傷ついた経験あり◆ 〜あるお母さんのお話より〜
 うちの娘は友達に対していつも穏やか。カッとなることはなく,強い口調で話す姿を見たことはほとんどありません。
 しかし家に帰ると豹変!
「ママ〜,〇〇どこ?」と娘が今使いたいものの在り場所を聞かれ,「知らないよ」と答えると…。
「ねえ!どこって言ってるじゃん!」「ママ!ママーッ!」と突然怒りをぶつけられるのです。最初から怒りモードで向かってくるその理不尽な態度には,ストレスを感じずにはいられません。
 ママ友にその話をしてみると,意外にも「うちもあるある!」という声が多くありました。
 事あるごとに「ママなんていらない!どっか行って!」と暴言を吐かれるママも…。友達やパパには言わないので,毎回すごく傷ついているそうです。
 暴言を吐いたり,しばらくジタバタ暴れた後は,子供は何事もなかったようにしているそうですが,言われた側のママは「気持ちをなかなか切り替えることができなくて…」と話します。

父親「なんでお風呂の時に沢山質問するの?」  息子の回答にハッ!

 子供とのエピソードをTwitterに投稿した,父親のМさん。その内容に,30万人以上の人から『いいね』が寄せられ,反響が上がっているそうです。

 子供とのコミュニケーションは大切です。親子で会話をすることで,子供の成長につながっていくでしょう。
 ある男性の息子さんは,なぜかお風呂に一緒に入ってる時に,やたらと質問をしてくるといいます。あまりにも入浴時の質問が多いため,その男性が「なんでお風呂の時に聞くの?」と尋ねると,息子さんは次のようにその理由を話したそうです。
 「お風呂だったらスマホの答えではなくて,お父さんの答えが聞けて,分からなくても一緒に考えられるから」と。
 親としては,子供に間違った知識を付けてもらいたくないという想いから,ついスマホで調べてしまいがちですが,息子さんはそれを望んでいませんでした。
 スマホを持っていないお風呂の時間に聞けば,父親の考えを聞くことができて,わからなくても一緒に考えることができると思ったようです。
 その男性は,「正解を伝えてあげたくて,わからないことはスマホで調べて教えていたけれど,息子からすれば答えよりプロセスを楽しみたかったのだということがわかり,深く反省しました。」とコメントされています。
 そして,「これまでのスマホとの付き合い方や子供とのコミュニケーションの取り方において,反省しなければならないことがあったということに気付いた。」とも仰っています。

 この投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。
・ハッとしました。すぐに調べがちだから,私も気を付けたい。
・『対話』という時間が欲しかったのかもしれませんね。
・すごく深いな…。自分も反省しました。とても考えさせられる話ですね。

 以前とは異なり,すぐにネットで調べられるようになったことは便利なのですが,「もしかしたら,こうかもしれない」と考える時間は減ってしまいます。
 まずはネットに頼るのではなく,子供と予想を立てて考えるという,昔であれば当たり前であった本来の姿でのコミュニケーションの取り方も大切なのかもしれません。

お母さんと離れたくない!!小学生の不登校の原因にもなる「分離不安障害」とは? 【3/3編】

◆たっぷりと愛情を注いで,子供の不安を解消してあげましょう。◆
 乳幼児期に子供と十分に関わりを持ってあげることは,発達する上で非常に大切です。
 子供は,愛情を感じることで安心し,次のステップへ進むことができるのです。それなのに,愛情をかけられないでいたり,愛情不足な状態で長期間いたりすると,分離不安を引き起こすだけでなく,心に歪みを持ってしまうことだって十分にあるのです。
 子供の親である限り,たっぷりの愛情を持って接してあげてほしいと思います。

 3回にわたって「分離不安障害(母子分離不安)」について取り上げてきましたが,どの様に感じられましたでしょうか?
 「私の育て方が悪かったから,この様になったのではないか?」と感じ,自分を責めていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
 前述にもありましたが,保護者の皆様がこれまで行われてきたことは,子供の気持ちを最優先にして考えた上での子育てであったはずです。その方法が自分の子供に当てはまったこともあったでしょうし,その逆の結果になったこともあったことと思います。つまり,「全てがうまくいくということはなかなかない」ということです。
 以前からもお話ししていますが,子育てができる期間は長くはありません。もしも,「私の子育てが間違っていたのでは?」などという不安をお持ちでしたら,今からでも遅くないので,現在のお子様の様子をよく観察されて,その“改善(対処)方法”を発見しながら子育てを楽しんでください。もしも何かございましたら,学校にご相談ください。
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