最新更新日:2024/05/18
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「腕を広げた長さ=身長」って本当? 小学校5年生が「解明」

 「腕を広げた長さと身長は同じ」ってホント?
 そんな疑問を探究した熊本県天草市の小学生2人の研究が,国内外から1万点を超える応募があった昨年度の自由研究作品コンクールで入賞したという記事をインターネットのニュースで知りました。
 素朴な疑問の探究に取り組んだのは,同市立本渡北小学校5年生の女児2人。研究テーマは「縦横ぴったり人間は誰だ!〜身長と腕を広げた長さを比べよう〜」。
 それが本当か,年代で違いがあるかなどについて,乳幼児から60歳まで141人からデータを取って分析。その結果,年代別では,園児は身長の方が腕を広げた長さより長いが,大人になるほど,腕を広げた長さの方が長くなることがわかったとのことです。
 この研究結果を,一般財団法人理数教育研究所が全国の小中高生から募った「算数・数学の自由研究作品コンクール」に応募し,審査委員特別賞を受賞しました。日常生活や社会で感じた疑問を算数・数学を用いて探究し,リポートの内容を競うこのコンクールには,国内外から1万7821点の応募があり,14点が入賞したそうです。
 2人は,小学校で行われた児童集会で,全校児童の前で研究内容を発表。発表後,「調べるのは大変だったけど,全国までいけてよかったです」などと話していたそうです。
 この話は,ちょっとしたことがきっかけとなり,研究に発展したという例です。普段から,「それは本当なの?」「どうして?」などと疑問に感じたことを,そのままにせず,確かめようとする興味・関心(好奇心)と,その気持ちを認めてあげる(背中を押してあげる)環境が,未来のノーベル賞受賞者をつくりだすのかもしれません。
 残念ながら,今年度は新型コロナウイルス感染症防止対策の関係で,科学工夫作品展が中止となってしまいました。毎年,この作品展を楽しみにしていた児童や保護者の方も少なくなかったと思います。
 来年の科学工夫作品展では,普段の生活の中から生まれた疑問を解決しようとチャレンジする児童がでてきてくれることを,楽しみにしています。
 今年の夏休みは例年と比べると短くなりますが,その中で,様々な貴重な体験をしてほしいと願っています。

●みなさんは,どう思われますか?●「誰もが利用(参加)できるSNSの手軽さと,それによって引き起こされる重大な問題」 〜悪意なき人が「加担」〜【3/3編】

 昨年度,「校長室から」の中で, 以下の点について述べました。
 「この情報化社会において,『インターネットに接続できる機器を使用させない』ということは不可能です。『スマートフォンやサイト自体が悪いわけではない』ということは,皆さんもご承知のとおりです。それをどう使うのかは,私たち自身の問題なのです。子どもたちはもちろんのこと,大人も同様に,正しい利用法で楽しく使うことが重要です。」

 現在,世の中で起こっていることは,学校現場においても注意しなければならないと考えています。
 初めのうちは,からかいを含めた何気ないちょっとした軽い気持ちでの言動であったことが,次第に,相手に対しての誹謗中傷に発展してしまうということは容易に想像がつきます。それにより相手に悲しみや苦しみを与えることで相手が悩んでしまい,そこから立ち上がれなくなってしまう。その結果,最悪の結末も考えられます。
 「いつも言っているから,うちの子供は大丈夫!」というご家庭がほとんどであると思います。しかし,子供たちから「分かってる!」と煙たがられたとしても,繰り返し伝えていくことがとても大切です。
 子供たちが,加害者にも被害者にもならないように見守っていくことが,私たち大人の役目であると思います。そして,私たち大人自身も,子供たち以上に気を付けていかなければならないことであると思っています。
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